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浅田真央。何百万人の崇拝の的が持つ信念(2)トリノの「もしも」、浅田VSキム

昨日の記事の続きです。次で終わりになります。

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浅田真央。何百万人の崇拝の的が持つ信念


http://sportstories.rsport.ru/ss_person/20140925/775017377.html
Sportstories / R-Sport

続き


始まり


真央と舞の姉妹がフィギュアスケートにおける自分の道を歩み始めたのは、小さな子供の頃である。妹は、日本の高名な女優である大地真央の名ををとって名付けられ、姉は伝説的なバレリーナであるマイヤ・プリセツカヤの名前に由来している。姉妹の母である匡子はバレエが趣味で、娘たちもその芸術が心に触れていた。足首の関節を強化するためにフィギュアスケートを滑るようバレエの先生が助言し、そして動き出した…。

国際ジュニアの最初のシーズン、浅田は素晴らしい成績を残した。彼女が持つ功績の貯金箱の中には、韓国のキム・ユナに大差をつけて勝利したグランプリ・ファイナルとジュニア世界選手権の金メダルがある。次の2005/06シーズンはオリンピックシーズンだったが、もうシニアへと移行した。しかし、この日本の小さなスターは、トリノ・オリンピックには出場を許されなかった。誕生年が合わなかったのだ。オリンピックに出場するためには、2005年7月1日時点で15歳を迎えていなければならないというのが問題だった。たった2・3ヶ月の問題で、浅田はオリンピック金メダリストになれたはず…。どこからこんな自信があるのか?ご自身で考えてもらいたい。

グランプリシリーズの中国杯で浅田はシニアデビューを果たし、将来のトリノ・オリンピック金メダリストである荒川静香を破って銀メダルを獲得した(その差は3点強だった)。フランスでのエリック・ボンパール杯で、浅田は2006年オリンピックで2位であったサーシャ・コーエンに7点以上の差をつけて勝利している。グランプリ・ファイナルで金メダルを獲った浅田は、銀メダルであったロシアのイリーナ・スルツカヤに8点差をつけている。トリノでスルツカヤは3位だった。単純な数学の問題だ。

日本の連盟が浅田をオリンピック代表に入れるためにしなかったことはない。しかし、試みはすべて失敗の運命にあった。残るは「もし…だったら」と占うしかないが、この仮定法の歴史については急ぐ必要はない。浅田はそのときもあきらめなかった。全日本選手権では2位に終わったが、女子で史上初めてフリープログラムで2回のトリプルアクセルを跳んだ。その後ジュニア世界選手権にタイトル防衛のために出場し、結果としてキム・ユナに20点以上の差で勝利し負けたが、浅田は再びその名を歴史に刻んだ。ISU下で開催される大会で初めてショートプログラムでトリプルアクセルを跳んだのだ。


浅田vsキム
その次のシーズンからは、浅田と、同様にシニアに移行したキムとの対決について話がされるようになった。シーズン中も浅田はそれほどしっかりと演技ができておらず、重要な大会である世界ジュニア選手権でもまた揺らぎ、キムに金メダリストのタイトルを譲ることになった。2007/08シーズンでも、浅田はあるときはショートで、あるときはフリーでたびたび大きなミスをしていた。また自身にとって初めての四大陸選手権の直前にコーチであるラファエル・アルトゥニアンと決別している。2人は2006年8月からともに練習をしていた。真央は日本からカリフォルニアへと「逃避」していた。そこではリンクの時間も十分あり、ファンにうんざりさせられることもなく、アルトゥニアンもそのときはそれほど多忙ではなく、自身の時間を彼女に捧げていた。しかし、後になって明らかになったことだが、真央とその母は、伝説的なタチヤナ・タラソワと一度仕事をしたいと密かに夢見ていた。タラソワにすぐに依頼することはなかった。この日本の若い才能にかける時間が、偉大なコーチには多々単純にないということを恐れたためだ。

そして、浅田はコーチ無しで四大陸選手権を制し、そして初めての世界女王となった。ただ、このタイトルを2009年に守ることはできず、4位に終わった。そして、もうその翌年に控えた2010年オリンピックまでのカウントダウンが始まった。

オリンピックシーズンの始まりは、穏やかに言っても、確固としたものではなかった。フランスでの最初のグランプリで浅田はキムに36点以上の差をつけられ、ロシア大会でもただの5位に終わり、ファイナルに進出できなかった。オリンピック選考会である全日本選手権は着実に優勝したが、四大陸選手権ではまた信心深いファンたちを心配させてしまった。しかし、真央のすべての思考はすでにバンクーバーにあった。

フィギュアスケートのジャンプの名称について聞いたことがあるなら、2010年オリンピックのショートで浅田はトリプルアクセルとダブルトウループのコンビネーション、トリプルフリップ、ダブルアクセルを跳んだ。このセットは、単純に言っても、強い印象をあたえるものだ。しかしキムはさらに強く、浅田は2位に位置した。フリーで浅田は2回のトリプルアクセルをこなしたが、他のジャンプでミスをし、自分でオリンピックの金メダルという運命を逃してしまった。総合でも浅田は2位となったが、1つの大会で3回のトリプルアクセルを跳んだとして、彼女の名前はギネス・ブックに記載されることになった。

(続く)


テーマ: フィギュアスケート | ジャンル: スポーツ

エレーナ・ブヤノワ:「ソトニコワは、何が欲しいかをいつも知っていた」(3)

なかなか翻訳が進まなくて遅れておりましたが、ソトニコワのコーチ・ブヤノワのインタビューの続きを掲載します。佐藤コーチについての言及がちょっとありますね。

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エレーナ・ブヤノワ:「ソトニコワは、何が欲しいかをいつも知っていた」


http://winter.sport-express.ru/figureskating/reviews/43758/
エレーナ・ヴァイツェホフスカヤ

(続き)

(何が状況を変えてくれたのでしょうか?)
アデリナがはじめてソチに行ったこと。国別対抗戦の始まる直前に、彼女は補欠として、振付のイリーナ・タガエワと一緒に向かった。開会式を見て、練習を一度して、ウォームアップを見たところで、このリンクで演技をしたい、戦う準備はできているとわかったようだ。その瞬間からアデリナは戦車のように前進し始めた。そして、まさに私たちの目の前で、ずっと長い間彼女に教えていたことすべてが突然にして信じられないような形でできるようになっていった。最後の練習では、プログラムを振りつけてくれたペーチャ・チェルヌィショフに「レーナ、怖いくらいだよ…」と言わせるくらいの滑りだった。

そのとき、ソトニコワがどれだけの戦士であるのかということを再び納得した。人はこれだけの失敗を経験すると、その内部で何かが破れてしまい、戦うのをやめてしまうこともある。自分でもわかるけど、皆が先を争って天まで持ち上げられ、恍惚としたその次の瞬間にもう下に向かっていて隣にはだれもいない、ということがどれだけつらいことか。

(オリンピック後、インターネットで韓国のファンから多くの中傷があったことで自身をなくしたりはしませんでしたか?)

キム・ユナは韓国全体のアイドルだということをすぐにアデリナに説明しようとした。しかも、たった一人の。他にアイドルはおらず、これから先もでてくるかどうかも全くわからないのだと。ユナは国の希望、愛情、信頼と支援の中心にいるのだと。私ができるのは、いつかロシアでもアデリナがそんな風に応援してもらえることを夢見ることだけ。こんな風に彼女に説明した。すべての希望がいっぺんに壊れてしまったら、ちゃんとしたままでいることは難しいと。

もちろん、アデリナについての議論すべてが不快。この短期間でどれだけコンポーネンツの評価が上がったかって…。オリンピックの結果を何と比較すべきなのか?12月のグランプリ・ファイナル?アデリナはエレメンツを5つもこなせなかったのに。エレメンツすべてがクリーンに遂行されれば、PCSは自動的に上がるもの。それに、とても難易度の高いコンビネーションも加えた。

もう一方で、スポーツの世界では、強い感情を経験する能力も必要。それにはネガティブなものも含まれる。ショートのあと、夜の1時に、アイスバーグ・アリーナの前で待っていた記者たちのところに浅田真央のコーチが出てきた時のことが強く印象に残っている。照明器具の数があまりにも多くて、まるで輝く太陽の下のように明るかった。彼は顔を上げずに立ったまま、ずっと話し続けていた。まるで日本全体の前で謝るかのように。真央のミスがどれだけの強い衝撃を日本に与えたのかを理解して。

(続く)

アデリナ・ソトニコワ:「メダルをしまってる場所は誰にも教えない!」

ソトニコワの「Grazia」誌へのインタビューがありましたので紹介します。それにしても、アデリナは戦士だという印象がますます強くなりましたね。

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アデリナ・ソトニコワ:「メダルをしまってる場所は誰にも教えない!」


http://graziamagazine.ru/stars/interview/adelina-sotnikova-nikomu-ne-skazhu-gde-xranyu-medal/
ナタリヤ・スィソエワ

4月27日、「We are the champions!」アイスショーにアデリナ・ソトニコワが出演する。Grazia誌編集長のナタリヤ・スィソエワが、この17歳のソチ・オリンピック金メダリストと話し、メダルがどのようにしてもたらされたのかを明らかにした。

(Grazia)イリヤ・アヴェルブフの「We are the champions!」アイスショーでもうすぐあなたを見られるわけですが、日本で行われた世界選手権にではひたすらコメンテイターであったわけです。なぜ大会に出ないと決めたのですか?

(ソトニコワ)正直言うと、ソチのあと本当に疲れてたの。もちろんスケーターはみんなへとへとになってたけど、このシーズンの重要な目標と課題はやり終えたと思ってる。オリンピックで金メダルを獲ってきたんだから。私のコーチであるエレーナ・ブヤノワと一緒に、ちょっと休んでもいいよねって決めた。

(Grazia)オリンピックの結果をまとめてみると、どの瞬間が一番よく覚えていますか?

(ソトニコワ)勝ったってわかったとき。全身が感情でいっぱいになった。だって、人生でソチみたいに滑れたことなんてなかったんだから!今はその感情はもう静かになってきて、なんかオリンピックが一瞬で終わってしまってずっと前にあったことのように思える。でも、またあの感情の流れを全部味わいたいと心から思ってる。

(Grazia)どんな大会もストレスがすごいと思いますが、どんなふうにして対処していますか?

(ソトニコワ)1年くらいの練習と自己管理ではダメでしょうね。大会すべてに全力で練習して、自分について必要な言葉をずっと言い続けること。12・13歳のころから、正しいやり方で調整をしようと努力している。正直、最初はあんまりうまくいかなかった。このシーズンになってやっと自分を両手でつかむことができて、ショートとフリーの両方を最高に滑ることができた。しかも、必要なときに、必要な場所でね!(笑)

(Grazia)おそらく、集中する能力というのが役に立つのは氷上だけじゃないんじゃないでしょうか。

(ソトニコワ)フィギュアスケートに多くを学んだ。以前と違って、難しい状況にもそんなに激しく反応することはなくなった。私はスケートにとても助けられている。生きることというのは、戦うことと同じだから。スケートは、自分の見方というものを証明することも教えてくれた。いつもうまくいくわけじゃないけどね。

(Grazia)ソチでの金メダルの後、韓国側から抗議の声があがっています。それはどのように思われますか?

(ソトニコワ)その件は全然気にしてない。どの国も自国のスケーターを応援するし、自国のスケーターだけの勝利を願う。言うまでもなく、韓国はキムユナが表彰台の一番上に立つのを見たかったのでしょう。だから、それについて怒ったり、嫌な思いをすることはない。逆に、理解をもって対応しようと努力してる。

(Grazia)スケーターのスケジュールは本当に恐ろしいものだと言われていますが、秘密の幕をちょっと開けてください。メダルはいったいどのようにしてもたらされたのでしょうか?

(ソトニコワ)うちでは、スケーターは1日に練習が2セッションあって、その他にも色々な練習がある。私は朝10:45にウォームアップを始めて、11:00からリンクに入って2時間半滑る。13:30から14:30がクールダウン、振り付けと体力トレーニング。それから休憩。16:00にはまたウォームアップから始めてリンクイン!終わるのは19:00で、それから家に帰る。

(Grazia)その充実したスケジュールの中に、ほんの一瞬でも休めるときはありますか?

(ソトニコワ)ええ、日曜日が私の唯一の休日(笑)。朝からやりたいのは、ソファでごろごろすることだけ、わかるでしょ。でも、疲れているときでも、何かしようとは頑張ってる。友達とショッピングやカフェ、映画に出かけたり。スケーターにも人生ってのはあるの!

(Grazia)休暇はありますか?
フィギュアスケートのシーズンが終わる5月に2週間。でもやさ生んでいる休んでいるときもスポーツはする。もちろんリラックスしたかたちでだけど。やっぱり太りたくないし、体型を崩したくないから。

(Grazia)スケーターは普段食事制限をしているのですか?

(ソトニコワ)空腹でぐったりすることはないけど自分自身で食事を厳格に制限してる。ときどき「荷降ろしの日」っていうのをする。1日目は水か液体だけ、2日目は1食だけ、3日目は、例えば軽めのカッテージチーズだけ、とか。つらいってのは認めるけど、すぐに体重を落とさなくちゃいけないのなら、このやり方が好き。普段はこんなに大変じゃないけどね。野菜と、油っぽくないお肉、全部ちょっとずつ。

(Grazia)大好きだけど食べられないものもあるんじゃないでしょうか?

(ソトニコワ)パスタ!もう大好きなの!ときどき、朝食をパスタにできる。炭水化物を摂っていいのは、1日の最初の食事だけだから。もちろん、甘いものも大好き。

(Grazia)そんなスパルタな状況だと、同年代の女の子のような普通の人生を夢見たりしないのでしょうか?

(ソトニコワ)他人を羨んだりしたことはないし、他の人の真似をしたいとも思わない。人は他人を見ずに自分の道を歩むべきだと思ってる。

(Grazia)フィギュアスケートをやめたいと思ったことはありますか?

(ソトニコワ)ええ、でも家族が一番の抑制係になってる。でも、親が無理矢理にスケートをやらせてるわけじゃないからね!ただ、私は自分の成功で親を喜ばせたいだけ。12・13歳のころ、うちに帰ってきて、「もう嫌、これ以上は無理!」って言ってたことを覚えてる。そのとき、ママとパパはいつも「だったらやめなさい!そのままのお前を愛してるから」と応えてくれた。こんな感じで、スケートをやめることなんてできる?言うのは簡単だけど、実行するのはとてもむずかしい。フィギュアスケートなしじゃもういられない、フィギュアスケートに人生があるのだから!

(Grazia)オリンピックで金メダルを獲得したあと、マスコミや観衆からの家臣関心が集まっています。対応は難しいですか?

(ソトニコワ)文字通り1日ですべてが変わったと感じた。SNSでもメッセージをよくもらうし、ときどきなんで答えてくれないのって訊かれることもある。でも、インターネットに出会いを求めてないから。まず、結構危ないし。それから、バーチャルよりも現実のコミュニケーションを取る。外で私のことを見分けられることももちろんある。でも、正直、注目にはちょっと疲れた。自分で注目されるようなことをしたのにね。金メダルをとって、みんなが私のことを知ってくれるように頑張ったから。結局、表彰台に登れば有名人になれるから。

テーマ: フィギュアスケート | ジャンル: スポーツ

タラソワ:ソトニコワはオリンピックで公正に優勝した

タチヤナ・タラソワ・コーチが、ソトニコワの金メダルに対する韓国の抗議についてコメントしています。ちょっと内容が矛盾しているようですが、かなり頭にきているんでしょうか。フィギュアスケートの判定では賄賂問題なんかもありましたしね。そんな問題が起こらないようなシステムに改善されていますが…。

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タラソワ:ソトニコワはオリンピックで公正に優勝した


http://sport.mail.ru/news/figure-skating/17905752/

オリンピックではごまかしなんてありえないし、これまでもこれからもない。彼らはキム・ユナのプログラムをもっとよく見るといいと思う。もちろん、彼女は素晴らしいスケーターだけど、バンクーバー・オリンピックでは、浅田真央に比べて評価が高すぎたというのが私の意見。PCS後で浅田がもっと前に行ってもおかしくはなかった。競うチャンスが全く与えられなかった。

アデリナはオリンピックで公正に優勝した。彼女はジャンプでもキム・ユナの上を行っていたし、スピンは別のレベルだった。ソトニコワの勝利は全くクリーン。


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アリョーナ・レオノワ:浅田の演技のあと、彼女と一緒に泣いちゃった

久々、本当に久々のインタビュー抄訳は、いつも面白いことを行ってくれるアリョーナ・レオノワ。ナショナルは良かった、ロシアにあと1枠あれば・・・と思わされた演技でした。

このインタビューでは、羽生や浅田に対する感想もあったけど、一番嬉しいのは次のオリンピックを目指してくれているという決意が聞けたことですね。浅田に感動したというのも、同じように思ってたのでちょっと嬉しい。

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アリョーナ・レオノワ:夏中アメリカに行きたくはない


アンドレイ・シモネンコ
http://rsport.ru/interview/20140311/734301467.html


(アリョーナ、「オリンピックの英雄がミーシンのお客様」ショーがあなたにとって事実上ユーロ後最初の演技ということになります。最近の調子や、何をしているのか、教えてください)
ここのところずっと練習をしていて、コンディションを保ってる。何があるかわからないでしょ?ソチ・オリンピックには5日間だけ行ってきた。今はより自由なやり方で練習していて、これと言って目指しているものはない。今シーズンはもうこれ以上大会に行くつもりはないし。

(オリンピックはどう感じました?)
一言で言い表せないくらい。みんな、こんなにできるなんてと驚いた。正直、最後まで信じてなかったから。私が出たバンクーバーと比べたら、天と地ほどの差がある。ソチは全てが凄くて、最高レベルだった。このオリンピックを巡ってあんなに盛り上がったのも無駄じゃなかった。

(どの競技を見られましたか?)
フィギュアスケート。男子のショートとフリー、それからショートダンス。あとクロスカントリーも。

(アイスバーグ・アリーナはどうでした?観客は、普段フィギュアスケート会場にいるような人たちとは違って、もっとホッケーみたいな応援だったと多くの人が言っていますが。)
そうは思わないな。それよれも、ソチのフィギュアスケートはモスクワでのワールドを思い出した。スタンドはロシア人ばかりで、ロシアに荒々しい、クレイジーな応援があったから。みんな叫んでて音楽も聴こえないっていう。私には、ホッケーというよりもそんな感じがした。それから、ソチでフィギュアスケートが満員じゃなかったというのには正直がっかり。多分、チケットの値段のせいだと思う。誰が2万ルーブルもするチケットを買えるっていうの?たぶん、フィギュアスケート狂いの日本人だけだよね(笑)。

(リンクの上のことを言えば、どの演技が気に入ったり、驚かされたりしましたか?)
見た中では、特にこれというのはなかった。男子はチャンピオンにはがっかりした。だって、金メダリストならクリーンに滑らなくちゃいけないと思うんだけど、羽生結弦はフリーで2回も転んだし。たぶん、男子だったらデニス・テンね。本当に力強い滑りだった。ジャンプの種類はチャンピオン級じゃなかったかもしれないけど、でもクリーンだった。もちろん、3位というのは立派だけど、私だったらもうちょっと上にするな。頑張って戦って、ショートでは何位かもわからないくらいのところからこんなに上に跳ね上がったんだから。

(転倒したらオリンピック金メダリストにはなれないと多くの人が言っています。それなら、なぜこんな結果になったのか。ジャッジ個人の問題なのか、ジャッジ・システムの問題なのでしょうか。)
羽生結弦はそのスケーティングでジャッジの心に触れて、ジャッジが1位に推したいと思うくらいに気に入ったからじゃないかな。特に、パトリック・チャンがミスをしたことを考えると。でも、チャンが金メダルを獲ったとしても、同じ感覚でしょうね、クリーンな滑りじゃなかったから。ジャッジ・システムには問題があるとは思わない。点数的には、出るべき点が出ていた。

(女子の演技はどうですか?)
信じられないくらい面白く見てた。カロリーナ・コストナーには本当に嬉しい。あと、フリーの浅田真央は特筆すべきだと思う。彼女の演技のあと、彼女と一緒に文字通り泣いちゃった。信じられないような感情だった。たぶん、彼女で感情が全部出つくしちゃって、その後の人は多かれ少なかれ落ち着いて見られた。もちろん、ロシアの女子にドキドキしてた。アデリナ・ソトニコワが滑ったあと、私はもうキムユナが彼女の上を行くことはないだろうとわかった。ユナは、がっかりしたというわけじゃないけど、4年前と全く同じだった。彼女に進歩が全然見られなかった。おそらく、彼女はバンクーバーと同じ滑りをすればまた優勝できると思ったんじゃないかな。今回はうまく行かなかったけど、でも全て完全にそうあるべきところにおさまったと思ってる。

(この質問をしないわけにはいきません。あなたは、オリンピックの女子シングルをいち観客として見ましたか?それとも、少しでも「アイスバーグ」リンクで演技をすることを夢見た人間としてですか?)
もちろん、女子を観るのは難しかった。正直に、難しかったと言う。この感覚がなんなのかよくわからない。悔しいっていうのでもないんだけど、でも悪いのは私自身だから。いずれにせよ、オリンピックは私にとってお祭りになった。オリンピックに行って、演技を見て、満足したことを嬉しく思う。たぶん、私のオリンピックは次だって、もう頭に叩き込んだからじゃないかな。あと、ソチに出るためにできることは全てやったと思うから。

(つまり、オリンピック代表選考での自分への文句は特にないと?)
もちろんユーロのフリーはクリーンに滑りたかった。ループとサルコウは悔しい。でも、全体としては、繰り返しになるけど、できることは全てやったし、ジャンプができていたとしても3位にも上がれなかったから、どうやったとしても。もっと難しいコンビネーションを持つ選手が上の順位になった。

(もし良ければ、「私のオリンピックは次だ」というところをちょっと詳しく教えてもらえますか?今、どんな計画やアイディアがありますか?何を練習するとか。)
今は、ワールドが終わるのを待ってる。それから、今後何をするか決める。以前のように、夏中アメリカでの合宿に行きたくはない。結構辛かったから。コーチ(ニコライ・モロゾフ)がどんな決断をするかまだ知らないけど、自分では1つのこと以外は決めていない。アメリカに住むのは絶対にできないってこと以外。

(モロゾフが、自分を取るのかアメリカをとるのかと訊いたら、どう答えますか?)
今そのことを考えている。もし彼がワールド後に「アリョーナ、それじゃあ私はアメリカに行くけど、お前はどうする?」と言うとしたら、まだどう答えるかわからない。

(スケーティングの練習については、技術的なところで何か計画はありますか?)
もちろん、全体的に難易度を上げないと。私のトリプル・トリプルのコンボは3T+3Tだけど、次のシーズンはそれよりももっと難しいのにしたい。もういろいろなのを試してる。一番珍しくて、私っぽくないのは、ループ・ハーフループ・ループ。なんとできちゃったんだよね。というわけで、今はちょっとだけ休もうと思っていて、その後は積極的にジャンプに取り組むつもり。

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