無料アクセス解析

プルシェンコだけじゃない、王者の帰還【ロシア記事】(4・完)順番を待っているのは

復帰選手についてのロシア記事の続きです。今回は、完結編です


プルシェンコだけじゃない、王者の帰還【ロシア記事】(1)浅田真央
プルシェンコだけじゃない、王者の帰還【ロシア記事】(2)パトリック・チャン
プルシェンコだけじゃない、王者の帰還【ロシア記事】(3)エヴゲニー・プルシェンコ
プルシェンコだけじゃない、王者の帰還【ロシア記事】(4)順番を待っているのは




テーマ: フィギュアスケート | ジャンル: スポーツ

エヴゲニー・プルシェンコ一問一答(7)ライサチェック、ソチの出来事、好きなアイスダンサー(終)

10月に掲載されたプルシェンコのオンラインQ&Aの続きです。長々と紹介してきましたが、これで最後です。お待たせしてすみません。

過去の記事はこちら↓

エヴゲニー・プルシェンコ一問一答(1)ブラウン、ペトロフ、羽生結弦について
エヴゲニー・プルシェンコ一問一答(2):スケートの昔と今、ヴォロノフ・メンショフについて
エヴゲニー・プルシェンコ一問一答(3):印象深いメダル、コーチ業について
エヴゲニー・プルシェンコ一問一答(4):好きなプログラム、ペテルブルクの状況、キノコ狩り

エヴゲニー・プルシェンコ一問一答(5)注目されること、ヤグディン・ジュベールについて
エヴゲニー・プルシェンコ一問一答(6)子どものゲーム、息子にスケートをやらせないのか
エヴゲニー・プルシェンコ一問一答(7)ライサチェック、ソチの出来事、好きなアイスダンサー(終)

* * *

(ソチ・オリンピックでは、アメリカやカナダのスケーターもあなたについてとてもあたたかな賛辞をして、応援してくれましたね。ミシェル・クワン、カート・ブラウニングや、エヴァン・ライサチェクでさえ。どうしてだと思われましたか?(後略))

そういった、僕の見方では偉大なスケーターたちとはもう長いこと、20年ほど仲良くしている。彼らからそんな賞賛の言葉を聞けるのは嬉しかった。特にエヴァン・ライサチェクから聞けたのは嬉しかった。2010年のバンクーバー・オリンピックのあとは緊張した関係にあったからね。4回転を大会で跳ばないスケーターはオリンピック金メダリストになりえないという意見のままだけど。スポーツは前へと進んでいて、誰よりも早く、誰よりも遠く、高く跳んだら、ナンバー2という場所にいるはずがない。フィギュアスケートもやはりスポーツであって、バレエではない。でも彼らの応援は嬉しかった。(後略)


(ソチ・オリンピックではすべて正しいことをしたと思いますか?もし可能なら、何を変えたらいいと思いますか?)
僕はすべて100万%正しいことをしたよ。何を変えるかだって?椎間板の折れたボルトを変えてずっと滑りたかったよ、もしそんな可能性があったなら。でも残念ながら、その状況は繰り返せないし変えられない。でも、国別対抗戦で自分のプログラムを滑って、とてもつらかったけど、全スケーターの中で最初に滑って競技を開会したこと、金メダルを取れたことを本当に誇りに思うし嬉しい。ロシアのファンたちがどれだけ大声を上げて、拍手をしてくれたのか覚えてる。感謝して低く頭を下げたい。もうただファンタジーみたいで、キャリアを通じてこんなの見たことなかったし、こんなにアドレナリンが出たのを感じたことはなかった。ファンたちと、ロシア全部と一緒に勝利したんだ。

個人戦については、6分間練習で怪我が出てしまったけど、怪我からはだれも守られていない。もちろん、そんなことは起こってほしくなかったし、責任ある大会の直前にそんなことが誰にも起こらないよう願う。でも何もできなかったんだ。腰で部品がポキっと折れて、それ以上滑るのが不可能だった。続けるべきだったって誰かは騒いでるけど、いったいどうやって?あるいは、若いスケーターに譲るべきだったとか。でも、スポーツにおいて、ライバルに譲る必要があるというのは受け入れられているのか?いったいどうやって譲れと?自分が一番で、それを自分の滑りで証明したのに。

今、2014年オリンピックについて、オリンピックへの準備について、手術について、すべてがどんな風だったかについて、本を書いている。いつ本が出るかはまだわからないけど、近い将来だと思う。そこで多くのニュアンスや秘密が明かされる。すべてがどうやって起こったのか、どのように、そしてなぜ僕が個人戦を棄権せざるを得なかったか。その時スケート連盟側と話して、連盟がマクシム・コフトゥンに電話をした。でも、残念ながら、電話はつながらなかった。補欠の筆頭だったにもかかわらず。でもコフトゥンには誰も電話を繋げられなかった。そのことは彼のコーチも、彼自身も知っているのに、なぜか彼らは全く別の経緯を話している。あたかも電話なんてなかったというような。おそらく、何よりもまず彼に、なぜ電話を撮らなかったのか、そして1週間もどこに消えていたのか聞く必要があろう。


(好きなアイスダンス選手は誰ですか?)


アニシナ/ペーゼラ組、クルィロワ/オフシャンニコフ組、ウソワ/ジューリン組が好きだった。今のアイスダンス選手だったら、言うまでもなくカナダとアメリカの2組だね。ソチ・オリンピックで3位になったロシアのペア、イリィヌィフ/カツァラポフ組も好きだったよ。

(終)

テーマ: フィギュアスケート | ジャンル: スポーツ

ラファエル・アルトゥニヤンのインタ(後):プルシェンコ、バトル、ライサチェック、ワグナー、ネイサン・チェン、キム・ユナ、浅田

昨日の記事の続きです。

* * *

ラファエル・アルトゥニヤン「プルシェンコは知っている、といことを私は知っている」

http://www.sport-express.ru/velena/reviews/38117/
エレナ・ヴァイツェホフスカヤ


コーチギルドの標準器


(なぜバトルはキャリアをそんなに早くに終えてしまったのでしょうか?)
彼が私のところに来て言ったんだ。「すみません、私はこれ以上自分に強制することはできない」と。残念ながら、世界選手権直後のことではなくて、もう強力な教え子をもらう可能性がなくなった9月のことだった。なので、少しの間全員を順番に教えていた。今はアシュリー・ワグナーを教えているが、彼女もニックスが私の所に送ってきた。

(アメリカのコーチはあなたのことが何らかの理由で好きなようですね)
そのことについては考えたことがある。もしかすると、誰のことも自分のところに誘い出そうとしなかったからではないか。私のところで滑ったスケーターで、事前に交渉したことなんて一度もなかった。アメリカではこのことに注意を向ける。非常にきっちりしてるんだ。ロシアのシステムでは、アメリカ人コーチは生き残ることは不可能だと思う。

(でも、もうレイク・アローヘッドでは練習していない)
ええ、そこで12年働いて、9月1日にミシェル・クワンのリンクに移った。私が去った後すぐにレイク・アローヘッドのセンターは閉鎖になった。オーナーが利益を出さないと考えたのだ。

ミシェル自身はホワイト・ハウスで働いていて、結婚し全てが順調だった。リンクを経営しているのは彼女の父親だ。私がレイク・アローヘッドを去ろうとしているのを知って、電話してきて「何が必要か言ってくれ。ここに来ればなんでも揃える」と言ってくれた。

(私との会話で以前、「ああ、私はフランク・キャロルじゃないから」と言っていたが、あなたの方が下だとお思いで?)
まず、私のほうがだいぶ若い。

(コーチにとってそれはマイナスではないでしょう)
ニックスやキャロルと違って、私にはコーチのギルドはなかったんだ、わかってほしい。彼らは特別な人たちだ。全ての意味で基準となる人たちだ。コーチがどのように振る舞うべきかという前例だ。そのニックスは、7月始めに私のところにワグナーを送ることを決めたのだが、彼の視点から、私がコーチとして知っておかなくてはいけないことについて、いくつかの問題について話したいと電話で言っきてた。彼が来ないよう説得したよ。ジョンは今年84歳になるし、レイク・アローヘッドへの道は若くて健康な人でも気圧の変化から頭がくらくらするようなところだからね。しかし彼はそれでもやってきた。念のため、娘を車に乗せてね。私達は一時間ずっと話し込んだ。ワグナーは、相談する必要があれば今でも彼の所に通っていると知っている。私はレイク・アローヘッドを去ろうとしているのを知ったニックスは、その瞬間に支援を提案してくれた。彼はリンクの共同オーナーなんだ。それが私には嬉しかった。ニックスはフィギュア界の伝説だからね。キャロルもだけど。


彼がは知っていると私は知っている


(今、アメリカ・チャンピオンとなってオリンピックにアメリカ代表No.1で出られる能力が完全にあるスケーターのコーチをしていますが、責任感がプレッシャーではないですか?)
そこは問題が違う。シーズンの基礎はだいたい4月にできる。アシュリーが私のところに来たのは夏だ。皆、彼女は良くなったと言っている。しかし、言うまでもなく私達の時間は非常に限られたものだ。コーチにとってアスリートを教えるという仕事が完全に発揮されるのは、1-2年では足りない。バトルも4年教えていた。アメリカのコメンテーターが書いた記事を読んでひどく悔しく思ったよ。世界選手権の後に、バトルが「雨粒を避けて1位を取った」と書かれたんだよ(註:運良く優勝したの意か)。ジェフリーはその時4回転を持ってなかったのに、彼に勝てるポテンシャルをもった他のスケーターに勝ったからね。

(そういった状況をどうお考えですか?エヴァン・ライサチェックがバンクーバー・オリンピックで優勝したこととか)
非常に単純だ。一定の点数システムを考えだしたからには、その点数を何で稼ぐかということは、重要な問題ではなくなるということだ。気に入らないのなら、例えば4回転には100万点の価値があるよな他のシステムを考え出せば良い。そうなれば、氷上で何をするかという問題は全く違ってくる。しかし、他にやり方はあるだろうか?例えば、今私のところには14歳のネイサン・チェンがいるが、アクセル以外の3回転だけでジュニアグランプリシリーズで2回優勝した。特に、2回の3Aと4回転を跳ぶ18歳の日本人の上を行ったのだ。ただ、私の教え子はほぼ全てのエレメンツでプラスをもらって、4回のジャンプをプログラムの最後に跳んでいるからだ。

私の考えでは、4回転ジャンプというのは、ケーキの上に乗ったさくらんぼのごとくスケーターに備わっているべきである。それがあるということは素晴らしい。さくらんぼが何個かあればもっといい。しかし、さくらんぼがなかったとしてもケーキはケーキのままだ。ただ、現在の男子シングルでは4回転1つというのは恥ずかしいと言わざるを得ない。プルシェンコはかつて4回転を4回、しかも複数の種類を跳んでいた。10年以上前には、4Tと4Sの他に練習では4Lzと4Loを試していたと確実に知っている。しかも時にはかなりうまく出来ていた。

プルシェンコとあたかも争っていたかのような他のスケーターにとっては、4回転は釣りに行くようなものだった。釣り竿を持って座って占うんだ。食いつくか食いつかないか?食いついたら、今度は釣り上げられるか釣り上げられないか?その時のプルシェンコにとっても、ルッツやループは同じような釣りみたいなもんだったろう。しかし4Tであれば、いわば昼でも夜でも好きなときに目をつぶってでも跳べただろう。まさにそのために、長きにわたって全く手が届かない存在だったのだ。今は違う。今は男子シングルは全く違う状況だ。プルシェンコ自身が、誰よりもよくそれを理解している。ソチで彼が何かを「捕まえる」ことができるか、もうそうでないかについて。私は議論したことはないが、彼が知っているということははっきりとわかっている。プルシェンコのようなスケーター、ライサチェックやミシェル・クワンといったスケーターには全てわかっている。


スタイルのアイコン


(女子のオリンピックについてはどう見ていますか?)
予想をするのは難しい。1位と2位以外は何が起こってもおかしくない。

(トップ2はキムユナと浅田真央ですか?)
ありうるね。

(浅田が慢性的にジャンプで回転不足になること、アクセルが両足着氷になることは不安になりませんか?)
それを見たプロトコルを見せてください。

(ジャッジがリンクを違った角度で見ているとおっしゃりたいのですか?)
回転不足については実際はしごく単純なことだ。スケーターがつらいときにはジャンプが回転不足をしはじめる。単にジャッジはそれを時々「見つける」が、時にはそうではない。

(ISUがスケーターとしての浅田に関心を持っているので、明らかに彼女にある種の青信号を出しているということですか?)
そう言っているのはあなたがただ。ジャッジにとって、浅田が単に非常に大きなフィギュアスケートのアイコンであるということは否定しない。キムと違って真央はオリンピック後もどこへも行かず、どんな状態でも観客を掴む力がある。最終的に3Aも跳んでいる。しかしそれは、一方では女子シングルにとって特別なエレメントであると同時に、世界の全てのコーチに対する非難でもある。3Aがこれまで他の誰も跳んでいないのは異常だ。近いうちに状況は変わると思う。しかもおそらくそれはロシアで起こるだろう。強力な女子が今あまりに多く揃いすぎている。難易度という面で前に突き破ろうとする者もいるだろう。私自身も、そんなジャンプを本当にしたいと思う女の子を見つけたい。

(じゃあ、ロシアに戻ってきてくださいよ、何か障害でも?)
もう遅い。快適さと良い気候に慣れすぎてしまった。


テーマ: フィギュアスケート | ジャンル: スポーツ

エヴゲニー・プルシェンコ:ソチオリンピック、ユーロビジョン、そしてハンティングについて

「ボリショイ・スポルト」誌に、エヴゲニー・プルシェンコのインタビューが掲載されました。もしかすると、インタビューしたのはちょっと前のことかもしれません(ジュベールなどのくだりがすでに報道済み)。

しかし、インタビュアーもシドニー金メダリストのネモフという。ちょっと(というかだいぶ)お太りにはなられているようですが…。そういえばジェーニャの体重の話題も出てましたね。

ジュベールやキムユナが俺のフォロワーだという話や、ライサチェックやっぱり嫌いなんだろうな、とか、ヤグディンとの関係をあからさまに話しているところなんか面白いですね。

スケート部分はツイッターでも流しましたが、その他の部分も含めて抄訳しましたのでお楽しみください。

* * *

エヴゲニー・プルシェンコ:ソチオリンピック、ユーロビジョン、そしてハンティングについて
アレクセイ・ネモフ
http://www.bolshoisport.ru/articles/evgeniy-plyuschenko-o-sochinskih-igrah-evrovidenii-i-ohote

(オリンピックへの準備はどんな風に進んでる?腰はどう?)
状態はだいぶ良くなったよ、アレクセイ医師には感謝だね。ちょっとずつリンクに出てるよ。このインタビューの前もショートプログラムを滑って4回転も跳んだ。ミスもあったけど最初の滑りとしては理想的だ。この先も全部正しくやっていけば全てがうまくいくはず。

(今度で4回目のオリンピックになる。戦いに向けて調子を合わせるのは大変じゃないか?)
精神的な疲れはなくて、もっとずっと滑れるくらいだと言いたい。練習に来ると、頭はやらなくちゃだめだって言うんだが、体はなんでしなくちゃいけないんだと答える。僕はこれまで12回手術をして、力に限界はないというわけではないと知らせてくれた。特に最後の脊椎の手術には力を奪われたよ。椎間板を交換して、4本のボルトで抑えてあるんだ。回復にはとても長い時間がかかる。7ヶ月は本当に長い。まだ終わっていない。

(一般的にフィギュアスケートや、例えば新体操は、若い人のスポーツだ。だが、お前は自分でそれに対抗しようとしてるが)
フィギュアスケートを少し変化させ、より大人のスポーツにしたのは僕だ。その前はどうだった?どこかで優勝して、引退だ。オリンピックで優勝したタラ・リピンスキーはアマチュアから15歳で引退した。今は全く違っていて、良いと思う。例えばブライアン・ジュベール。彼は29で、もうずっと前からキャリアを終えても良かったかもしれない。でも、僕という先例が目の前にいるからまだ滑り続けているんだ。バンクーバーオリンピックで優勝したユナ・キムも、足を洗おうとしていたけど、「プルシェンコのように」なりたいと決めた。彼女はまだ若くてソチオリンピックはまだ2回目だけどね。僕はもう31。13歳でもうジュニアワールドに出てたから、もう17年もアマチュアにいるってことさ!

(エヴァン・ライサチェックもソチに戻ってくると聞いたが)
ちょっと前、エヴァンは怪我で国際大会出場を取りやめたけど、色んな所で戻るって叫んでるみたいだね。でもとってもつらいことだから、誰でもできるものじゃない。これまでも間をあけて戻ってきた後、何も見せられないという人も多かった。ショー・ビジネスに行ってしまうと、時間と金ができる。食べ物や飲み物も制限しなくていい。その後になって、戻ってまた馬車馬のように働くよう自分を追い込むのはとても難しいことだよ。

(ところで、リョーシャ・ヤグディンとはどう?)
ああ、もちろん僕らは友達じゃないけど、挨拶は交わすし、僕は彼のことは悪くなく思ってるよ。前はもっとひどかったけどね。会っても顔を背ける仲。優勝を争いながら仲良くするのは難しいよね。僕のキャリアを通して、彼が一番の難敵だと思っていたし、今でも思ってる。厳しい性格をした強烈なアスリートだ。一緒にショーに出たことはあるけど、どこかに一緒に行くなんてことはない。

(今回のプログラムはオリンピック優勝に向けて研ぎすまされてるんだろうな?)
まだそのことについて語るのは早い。まずはオリンピックに出られるようにならないと。グランプリに出て、ロシア選手権で優勝して、それからだ。残念ながらここ数シーズンの世界選手権で上手く行ってなかったから、男子はソチへの切符は1枚しかないんだ。まずはオリンピック代表に選ばれてから、4回転を何度入れるか見当をつけよう。今のところは回復を早めようというよりは落ち着いて練習をしているところだ。自分の体のことはわかってるからそれ以上の負担はかけないで、切り替えるようにしている。

(負傷後の最初の公式大会はいつ見れるのか)
リガで11月7日に出場する。笑っちゃうけど、国際大会に出る権利を獲得しなくちゃいけなんだ。そのためにはフリーで技術点のミニマムを取らないと。

(家族はみんな元気?)
何の問題もないよ、でも残念ながら僕は今ペテルブルクで、ヤナはモスクワに住んでるんだ。どちらもやることが多くて、なかなか会えない。でも彼女が支援してくれてると感じるし、ずっと連絡は取っている。1人じゃとてもつらい。1月に生まれたばかりの下の息子も僕には足りない。

(上の息子のエゴールがホッケーやってるって聞いたけど)
もうやってない。アスリート的で、サッカーもやってたんだけど、チームスポーツは合わないってわかったみたいだ。エゴールは個人主義者だからね。テニスを始めたけど、気に入ったみたいだ。

(お前自信もホッケーは追ってるんだろ?この前のワールド・チャンピオンシップは見た?)
ロシアがひどかったやつ?見たよ。悲しかったけど、オリンピックまでにはなんとかなるだろう。地元開催だしね。イリヤ・コヴァリチュクがペテルブルクに来たけど、そんなに簡単じゃないみたいだな。今はすべてがオリンピックだ。ロシアのホッケーは前へと進んでいて嬉しく思う。

(趣味も多いよな。今は何がブームなんだ?)
今はゴルフに夢中だよ、本当に好きになった。あと、ハンティングも楽しんでいる。本当に偶然だったんだけどね。ダーチャ(別荘)に行った時に掲示板を見て、電話してみたら、狩猟地がうちからすぐだったんだ。すぐに行って、ライセンスを取って、鴨狩りだ。ハンティングは日常から離れさせてくれるので強く惹かれてる。一日ずっと自然の中で過ごす。これ以上のことはあるかい?最近、鴨を3羽射ったはいいが1時間半も背の高い草むらを探さなくちゃいけなくなった。犬がいなかったからね。その休日だけで1.5キロ痩せたよ。

(ずっと前からユーロビジョンのことを聞きたかったんだ。5年経った今、ビラン(註:歌手)の曲への参加に同意したことを公開してないか?)
なんで後悔しなくちゃならないんだ?そのときはアマチュアじゃなかったし、邪魔するものはなかった。戦闘状態の体重は70kgなんだけど、その時は82kgもあったんだよ、笑えるよね。アイディアが気に入ったんだ。でも、本物の氷で滑れると思ってたのに、実際は樹脂製のの狭いやつだったんだ。不快で頭にくるくらい嫌だったね。そうそう、その時面白かったのは、ジーマ(ビラン)がサビで違う方向に進んで僕の方に近づいて来ちゃったんだよ。ほら、ビランは素足だったから足の指をなくすとこだったんだ。カミソリみたいに研がれた僕のスケートが彼の足にどれだけ近かったことか。樹脂製のリンクだと止まれないんだよ、横滑りするから。今でも彼と会うとその時のことを思い出すんだ。でも結局ものすごい歓喜で、観客も手放しで喜んでくれたし、しかも優勝したからね。

(「第2のプルシェンコ」っていう言葉に何を感じる?最近の若手に見通しはあるか?)
僕の場所には、僕より優れたやつが来なくちゃいけないといつも言っていた。今、10-12歳くらいの才能ある男子がいるけど、誰がうまくいくかは言うのが難しい。今日の選手たちについて言えば、まだ時間が必要で、翼がまだ広がっていない。みんなに成功を祈るよ、新しい人が僕らには必要だ。


テーマ: フィギュアスケート | ジャンル: スポーツ