無料アクセス解析

アリョーナ・レオノワ:氷の上では感情的に、ミステリアスに、大胆になる

9/3付のR-Sportに、アリョーナ・レオノワの長文インタビューが掲載されていました。ツイッターで速報を流した時、「レオノワがFSに3Aを入れる」と世紀の誤訳をやってしまいました。申し訳ありません。

ということで、アリョーナへのお詫びも含めて全文の抄訳をしましたので掲載します。カルメン、ソトニコワと被ってるのは知ってたようですね。でも、被りを気にしているのはソトニコワよりも安藤カルメンみたいですね。

夏のアメリカでは頭を打ったりして大変だったみたいです。

FSのカルメン、ジャンプ抜きの動画はもう出てましたね。後半のステップ、カッコよい!でも、今日のラケルニクISUテクニカルコミッティ議長のコメントではまだ調子が悪そうでしたが、ジャンプ戻ると良いなあ…。




アリョーナ・レオノワ:氷の上では感情的に、ミステリアスに、大胆になる

2012年ワールド女子シングル銀メダリストのアリョーナ・レオノワはこの夏ずっとアメリカで過ごした。そこで、コーチのニコライ・モロゾフの指導のもと新プログラムを創っていた。新たな、またかなり挑戦的なエレメンツもあるという。プログラムはそこいらのものとは違う仕上がりだ。

(記者:プログラムについて読者に感情が伝わるようにはっきりと話してみて)
ショートは「タンゴ」。このプロは去年のExから創ったもので、日本でも1度滑っていて身近に感じている。日本のファンは良い意味でこのナンバーからショックを受けたみたいで、とても気に入ってくれた。それで、他国の人たちにも好きになってもらえると思って決めたの。本当はSPではずっと悩んでいて、毎晩毎晩いろいろな音楽を試してた。ある日モロゾフコーチが、「このタンゴをSPに作りかえてやってみよう」と言ってきて、それで決まった。振付をしてみたら、素晴らしく楽しくて、面白いプログラムになった。でもその後、コネチカットに来て、あるとき女の子がリンクで格好良い音楽で滑りだしたと思ったら、すっかり忘れてた「Mr. & Mrs. スミス」のタンゴだったの。彼女が滑り終わったあと、もう1度音楽をかけて欲しいと頼んで、音楽が強まるところでステップシーケンスをやってみた。みんなが私を見てて、コーチは口をあんぐりとさせてた。みんな気に入ってくれたみたい。それで、プログラムの最後の部分を新しいのに替えてみた。素晴らしい出来上がりだった。モロゾフコーチがうまく組み合わせてくれて、2つの部分がまるでもともと同じだったように落ち着いたの。

(タンゴでプロを創るのを夢見てたって前にも言っていたけど、夢はかなった?)
叶った。これまではタンゴのEXが私のエネルギーだったけど、今はもう本当のプログラムができた。深いプログラムで、さっき話したステップシーケンスでは、全身に尊大な女性をまとってるの(笑)

(FSも頭のなかで演じてみて)
フリーは、正直に言うと、「カルメン」を選んだ時にはもうアデリナ・ソトニコワが同じ音楽で滑ると知っていた。でも、本当に「カルメン」をやりたかったの。いろいろと考えて、いろんな音楽を聴いたけれど、どれも私のものではないと感じた。この考えが頭に浮かんだ時のことを覚えてる。ベッドで横になっていて、この音楽を見付けて、携帯に「カルメン」ってメモした。今すぐ飛び起きて踊りだそうかと思うほどの感情だった。次の朝、モロゾフコーチにカルメンをやってみようと言ってみた。彼も考えていたと言ったけど、とても難しいものになるとすぐに警告した。力を持ったプロにしなくてはいけないし、クリアに滑らなければならない。でも滑り切れたら本当にクール。振付を初めて、すぐに楽に出来た。オクサナ・グリシチュクがいろいろと教えてくれて手伝ってくれた。踊り方、腕の使い方、ステップ、多くのことを学んだ。出来上がりは素晴らしくて。とくにステップ。力強くて、といよりも勇ましい感じ。ダンスも独特。シナリオに忠実であることに決めたの。私は本物のカルメンで、誰もがみな私を欲しがるけど、誰にも許さずに、ただ遊ぶだけ(笑)

(この2つのプログラムは同じ泉からでているようなイメージができたが)
だいたいそんな感じ。でも、全く違うふうに演じようと努力している。「カルメン」はスペインがテーマだけど、スペインはあまり残っていない。去年の「フラメンコ」の方がもっとスペイン的だった。今年はもっと別なもので、スペインのものだとも感じていないくらい。

(スペインはいつも近いテーマだと感じてると言っていたが、去年のフラメンコは上手く行かずに、変えざるを得なかった。矛盾してない?)
去年は音楽でちょっとへまをしたと思う。最初に聴いたバージョンを選ぶんじゃなくて、もっと探して考えるべきだった。その音楽にそそられるものがなくて、上手く滑れなかった。でも「タンゴ」と「カルメン」はぜんぜん違う。最初から興奮するの。

(もう一つ、飽きるほど質問されることだとおもうが、「カルメン」はフィギュアスケートの歴史上大変多くの人が滑っている。あなたが他の人と違うところはどこ?)
正直に言うと、誰かと比べられるようなことはないと考えている。もしかすると、安藤美姫とはあるかも・・・。

(カタリナ・ヴィットはあるかも)
彼女はそれでもだいぶ前だし。でも、彼女のプログラムを見たけど、振付につぐ振付で、まるで氷の上じゃなくて床の上で踊ってるみたい。アデリナ(ソトニコワ)の「カルメン」も違うスタイルで、もっと現代的なアレンジ。私のはもっとクラシカル。こういうのはむしろ最近だれも選んでなかったと思う。いずれにせよ、繰り返しになることは恐れていない。何か自分のものが出せるから。面白いプロに出来上がっていて、そこで私は感情的に、ミステリアスに大胆になりたい。

(昨年に比べるとプロは早くできた?)
だいぶ早くにできた。6月中旬にはもうできてたから。難しいところはなかった。もちろんさっき言ったとおり、タンゴでは音楽でちょっと悩んだけど、そのあとは早かった。FSもステップでちょっと悩んだけど良いプログラムができたと思う。

(技術面ではシーズン前は結構練習できた?)
ええ、ジャンプはすごく練習した。特に最近、7月末からは集中してやっている。どのジャンプからもセカンド3Tが付けられるよう、疑いないように。トリプルアクセルも挑戦している。3Aと4Tは上から吊るされてね。真剣にやってる。

(4Tは現実的なの?それとも自分に自信を付けるためにそういった挑戦をしているの?)
モロゾフコーチは現実的だと言っている。でも、私はやはり自信をつけるためだと思う。4回転をするのは恐い。でも3Aは怖くない。できる限り軸を細めて、悪くない出来。素晴らしい2Aができれば、3Aをするのも大きな問題ではない。

(体力がかからない?浅田真央も、3Aを跳んで、その後のプログラムがダメになることもあったと思うけど)
そう、とても疲れる。明日すぐにFSに3Aを入れるとは言えない。けど、練習を重ねて覚えるのは好き。そのうち、現実的なものになると思う。

(セカンド3Tをトゥループ以外のジャンプに付ける予定は?)
練習ではいろいろ試しているけど、今のところ、一番良い出来の3T+3Tをプロに入れている。

(練習では、ジャンプや他のエレメンツを入れた100%バージョンをやってるの?)
はい、100%で。

(アメリカでの夏合宿は3ヶ月以上も続いていたが)
正直に言うと、こんなに長くなるとは思ってなかったの、もちろん。すごく疲れたけど、一箇所にとどまっていなかったことに助けられた。カリフォルニアに行って、それからコネチカット…。でも、アメリカに学ぶところは多かった。レオニド・ライツィンとも練習したのだけど、彼との練習のあと、モロゾフコーチによると、踏み切りが良くなったって。正しく食事をして、少し痩せて体調を整えた。そのせいだったかもしれないけどね。

(リンクとホテルの往復以外にどこか行けた?)
はい。休日があったのでジェットコースターに乗りに。アドレナリンがすごく出て大好きになった。カリフォルニアでは太平洋に行った。水が冷たくて足を濡らしただけだけで泳ぎはできなかったけど。コネチカットでは山に行って、灯台にも行った。基本、の確かった。6月7月は特にね。

(戻りは8月上旬まで延びたの?)
5月8日にアメリカに着いて、戻ったのが9日(笑)。時々来る人が生活に変化をつけてくれた。クセニヤ・ストルボワとヒョードル・クリモフとか。あと、アルトゥル・ドミトリエフのお母さんのタチヤナ・ドルチニナと交流があった。彼女にはストレッチを教わったり、その他でもとても仲良くなったの。一緒に散歩したり、ショッピングに行ったり。彼女が先にカリフォルニアから去ったとき、これから1人残るんだと思ってがっかりした。カリフォルニアにいたときは、ちょっとの間だけど車がった良かった。あとは車がなかったんだもん。それからニューヨークに行って、シカゴやマクベス、現代舞踏のミュージカルを観た。現代舞踏はTango Foreverショーに行ってきたの。ダンサーが本当に格好よくて、口を開けて見とれてた。それに、自分のために多くのことを得たと思う。

(そこからリンクにはなにか持ち帰ろうとした?)
やってみたけおど、頭から転びそうになった(笑)。そういえば、違う状況で頭を打ったの。8月初め、練習中になんだかとても疲れを感じてたときにプログラムを滑ろうとして。フリップで文字どおり投げ出されて、本当に頭から氷に倒れた。本当に痛くて、横になったまま泣いちゃった。みんな私のところに飛んできて、すぐに頭に細かい氷を当ててくれた。モロゾフコーチは「そのまま横になって少し休んでろ、痛みは引くだろう」と言った。吐き気もなくてめまいもなかったから良かった。その後また来て、氷を頭から払うと、血でいっぱいだった。来い、頭を切ったから縫わないとだめだって言われて。いままで縫ったことなんてなかったらショックで。実施は深刻で、脳震盪も起こしていたみたい。病院に連れて来られて言われたのは、ヘアピンしてるところで倒れたのですりむいただけで、縫いはしないって。塗り薬をもらって、次の日は滑らなかったけど、またすぐ練習を再開した。1週間くらい後遺症があったけど。

(グループでは何があったの?夏にフロラン・アモディオが去ったけれど…)
それが人生。人は行ったり来たりするもの。彼の個人的なことだから。高橋大輔はアメリカ合宿にも来ていて、もうすぐノヴォゴルスクにも来る予定。

(近い予定はもう決まってる?)
やることは多い。イタリアに行って、ソチのロシア・カップ。グランプリとロシア選手権の準備もしないと。

(オリンピックへの2枚のチケットを巡る争いは激しいという考えはいまのところ捨ててるのか、それとも逆に奮い立たせている?例えば、ソトニコワは自分の中の獣を目覚めさせると言ってるけど)
もし必要ならコーチが私の獣を起こしてくれると思う(笑)。まだ落ち着いている。早くからいきり立ってナーバスになっても、良いことは何もない。自分のことをするだけ。

(最後にちょっと都合は良くないかもしれないけど、それでもしておきたい質問を2つ。1つ目、はっきり言うと、失敗だった昨シーズンを経て、モロゾフから去ることは考えなかった?)

すべてが本当にひどいときでもそんな考えはなかった。私が小さい時、もう滑りたくないと決めたけど、スケート靴用のバッグをプレゼントされたら考えをすぐに変えたの。あまり考えない子供だった。でも今は、出て行きたいなんて思ったこともない。モロゾフコーチとやっていきたい。私のことを本当に信じてくれている。

(最後。ソチ・オリンピックに行く準備はできてる?)
もちろん。競争は激しくて、何が起こってもおかしくない。私がオリンピックに1位で行くことも含めて。


круто: クールだ
растанцовка: 踊り方(?)
триксель:トリプルアクセル
отталкивание:踏み切り

テーマ: フィギュアスケート | ジャンル: スポーツ