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ブヤノワ:ロシア女子は気持ちが強い(3/3):男子と女子の状況

本日(2017/5/20)、マスターズチャレンジカップに出場してきますが、淡々とエレーナ・ブヤノワ・コーチのインタビュー、最終部です。

(1)ソツコワ・ラジオノワについて
(2)ピトケーエフ・ソトニコワについて
(3)男子と女子の状況 ※この記事



エレーナ・ブヤノワ:ロシア女子は気持ちが強い


http://www.fsrussia.ru/intervyu/2993-elena-buyanova-u-nashikh-sportsmenok-silnyj-kharakter.html
オリガ・エルモリナ / 2017/5/17 / ロシアスケート連盟公式

続き

『遺伝子は変えられません』


(プルシェンコについて話題にしたところで、どうしてプルシェンコとヤグディン以降、ロシアではそのレベルのシングル男子が現れていないのか、説明できるものでしょうか。)

たぶん、私たちが他を凌駕する方向で仕事をするのを止めたからではないでしょうか。かつて、私とコフトゥンは、ショートで4回転を2回、フリーで3回やろうとしていた、先駆者の一人でした。その時私たちは非難を浴びました。しかし実際は、それが正しい道だったことが示されました。現在、男子シングルはすべて、4回転や多回転ジャンプの数を増やす、まさにその方向に動いています。すでに1つのプログラムで5回跳ぼうとする男子もいます。これがこの種目の発展への新たな後押しとなるのです。

ええ、ロシアにも素晴らしいスケーターがいます。ミーシャ・コリャダは信じられないほど才能ある青年です。強いスケーターのサークルに流れ込んだのはちょっと遅かったのですが、それは怪我があったからです。しかしコリャダがあと1年で自分の道のりを歩みきれるのであれば、彼に栄光と名誉が与えられることでしょう。彼にはさらに高みに上るすべての能力があります。

サマリンアリエフ、その他の若い男子について。まだ彼らは世界のトップ男子たちと同じように競い合うことはできませんが、方向性は正しいです。サーシャ・サマリンについては、フリーはピョートル・チェルヌィショフが、ショートはニキータ・ミハイロフが振付をしました。秘密全部を明かすことはしませんが、ファンは大きなサプライズが待っている、とだけ。


(世界選手権の後、高名なコーチであるエレーナ・アナトリエヴナ・チャイコフスカヤが、男子の4回転の数が増えると、スケーターのセレクションが変わるという意見を述べています。背が低く、脚が短い、つまり重心がより低い男子が求められるということです。)

しかしどうやって?体格ではロシア男子はアジア人とは違っていますが、遺伝子は変えられません。フィギュアスケートに来る男子はとても少ないんです。1年教えたらもっと少なくなります、多くはホッケーに行ってしまいますから。ですから、私たちはいる男子たちと仕事をしなければなりません。


メドヴェデワのコーチ陣と、メドヴェデワ自身がどれだけの練習をしているのかを評価できるのは、専門家だけ』


(ロシアにこんな強力な女子たちが現れたのはなぜでしょうか。)

フィギュアスケートではもともと女子の方がはるかに多く、競争や代表争いも厳しいですが、そのことが女子の気性を形作っています。ロシア女子は気持ちが強いです。そのことは誰も疑問ももたないでしょう。ジェーニャ・メドヴェデワを考えてみて下さい。あれだけの数の大会を、2シーズン続けてすべて勝つ続けて、しかもその前にジュニアでも勝っていたのですから…。その裏にどれだけの練習があるのか、どれだけ余裕の堅牢さを作り上げたのかを評価できるのは専門家だけです。アリーナ・ザギトワも近づいています。とても生き生きとした選手で、滑りが柔らかいです。こういった選手が出てきたことは、コーチ陣の功績でしょう。好きだとか、好きじゃないとか言うことはできますが、なら自分でやってみて下さい!コーチと選手には結果しかなく、それ以上のものはないのです!

オリンピック代表選考はとても難しいものになるでしょう。ロシアには強い女子がたくさんいるのですから。それに、ライバルを過小評価するのも正しくありません。この前のヘルシンキ世界選手権をとると、まずカナダ女子2名、ケイトリン・オズモンドとガブリエル・デールマンが挙げられます。2人はジェーニャとは異なっています。メドヴェデワは、空気のように軽やかで、彼女にしかない芸術性があります。オズモンドは、力と軽やかさと女性らしい滑りを併せ持っています。外見的にはすでに完成された姿で成熟したように見えます。大会前の練習で交錯したときに、オズモンドのジャンプが成功すると、彼女と一緒に渡しもその力、その高揚感を感じました。デールマンもジャンプの思い切りが良いです。でも彼女は、ジャンプできるときもあれば、そうでないときもあります。といっても、両スケーターともに爆発力があり、華麗で力強いスケーターです。

カロリーナ・コストナーはフィギュアスケートのクラシックです。彼女が氷上に戻ってきたことを嬉しく思います。カロリーナがプログラムを流して滑っているときでさえ、とても楽しいんです。その他にも女子スケーターはいます。オリンピック直前には、誰も計算から外してはならないのです。

言うまでもなく、ロシア女子は長年にわたり世界のフィギュアスケートのハードルを上げ続けてきました。そして、多くはそのためにライバルたちも引き上げられてきたのです。いま、トップスケーターたちはみな高度な技術を身につけています。ですから、オリンピックは激しい戦いとなることでしょう。でも、申し上げたとおり、ロシア女子は気持ちが強いですから、自分の場所を簡単には譲りません。

(終)


テーマ: フィギュアスケート | ジャンル: スポーツ

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