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羽生結弦-氷上ではキラーでなくてはならない:プルシェンコのコラム(後)

平昌オリンピック男子シングルについて、エフゲニー・プルシェンコ羽生結弦を中心にコラムをSport Expressに掲載していますので紹介します。全3回の後編、完結編です。

(参考)
羽生結弦-氷上ではキラーでなくてはならない:プルシェンコのコラム(前)
羽生結弦-氷上ではキラーでなくてはならない:プルシェンコのコラム(中)



氷上ではキラーでなくてはならない - プルシェンコのコラム


http://www.sport-express.ru/olympics/pyeongchang2018/figure-skating/reviews/na-ldu-nado-byt-killerom-kolonka-plyuschenko-1373777/?ua=dt
2018/2/17 / Sport Express / エフゲニー・プルシェンコ

続き

フィギュアスケートの将来は、羽生、宇野、チェンといった選手の先にあります。4回転2つの最難コンビネーションを跳ぶのもすぐに見られるでしょう。クワドルッツ2回、クワドフリップ2回といった最も難しいエレメンツも、遠くにあるものではありません。日本人選手がすでに4回転半のアクセルを練習していることは知っています。ロシアでは、アルトゥル・ドミトリエフがかなりうまく挑戦しています。

ただ、夏のISU総会でルール変更が予定されていることには注意すべきです。4回転ジャンプの基礎点を下げようとしています。なぜそんなことを?まったくの害悪です。フリーを4分に短縮するというISUの希望も同様です。こういった判断はフィギュアスケートを殺すものです!スケートが成長を止めてしまいます!

逆に、フリーは5分まで長くすべきです。今はおよそ4分40秒の長さです。あと20秒くらい付け足したら、プログラムの芸術性に良い方向に影響するでしょうし、技術も上へと引き上げるでしょう。最終的にISUで常識が打ち勝つことを期待します。

では、最後にロシアの男子スケーターについて。ミーシャ・コリャダとジーマ・アリエフは自分の力どおりの演技をしました。メダルは期待していませんでした。彼らの滑りを羽生、宇野、チェンと比べることができるでしょうか?別のリーグなのです!

同時に、ロシア男子に意志の強さがないと批判したミーシンに同意します。アレクサンドル・ニコラエヴィチ(ミーシン)は100%正しい。私自身も男子の指導をしていますが、みんなが畑を耕し、氷にかじりつく用意があるわけではありません。闘士の気持ちが多くの選手には足りないのです。スケート靴を脱いだら、善良でやさしく、柔らかくいてもいいのです。しかし、スポーツには激情が必要です。リンクに入ったら、ライバルたちを蹴散らしてこい!自分の滑りでみんなを殺してくるんだ!「プルシェンコは氷上のキラー」と言われていたことにも一理あります。

今では、4回転ジャンプがたくさんあるだけでは誰も驚きません。一つのプログラムで3回、4回、5回では、通常のことです。しかしチェンは6回跳びました。一方、ロシア男子がどこかの大会でクリーンに1度か2度跳ぶと、なぜか多幸感が始まって、「ブラヴォー!なんて進化なんだ!」と言われます。それを聞いて、自分が宇宙へと旅立ったかのように思うのです。正気に戻るように!何について褒められているのか?!他の男子が5回も4回転を跳んでいるのに2回しか跳んでいないなら、偉くないんです。ただ平均的なフィギュアスケーターであって、それ以上ではありません。

私とリョーシャ・ヤグディンは、すでに2002年に2回ずつ4回転を跳んでいました。3回、4回も跳んでいこうと思いました。しかし、ルールが変わり、その必要性がなくなったのです。今となっては、それなしではどうしようもありません。学ぶしかないのです。痛みや転倒を通じ、耕していくことで。でなければ、はるか遠くへと離れてしまったライバルたちには絶対に追いつけないでしょう。

(終わり)


テーマ: フィギュアスケート | ジャンル: スポーツ

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