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ユリヤ・リプニツカヤの特別講義(後編):「過去の功績でメダルが貰えるわけじゃない」

リプニツカヤの特別講義、最終章です。こちらの記事の続き。リプニツカヤの特別講義を言いながら、コーチの発言が多くてむしろトゥトベリゼコーチの特別講義の様相を呈してきました。

昨シーズン、ユーリャはスケートを辞めたりしていたんですねえ…あきらめなくて良かったですね。

ホームバイアスに言及してるけど、それ言っちゃうとソチ・オリンピックはどうなるの?ということになるんだと思うんですけどね。

* * *

ユリヤ・リプニツカヤ:「過去の功績でメダルがもらえるわけじゃない」


http://fsrussia.ru/news/1152_yuliya-lipnickaya-za-proshlye-zaslugi-medali-ne-poluchayut/

(エテリ・ゲオルギエヴナ(・トゥトベリゼ)、コーチになる決定をした人間というのは、どういった体験をされているのですか?というのも、完全に教え子に依存しているのです。彼らの考えや能力、意欲などに左右されてるのですから。)
(トゥトベリゼ)もちろん、教え子が結果を出している間は私はコーチでいられます。私がなぜコーチになったかということでしたっけ。スケートを辞めるときに、前に進まないと、それから自分を探して、自分に文句を言わないようにしないとと考えました。私は教え子と全く同じに、朝11時から夜10時までリンクにいます。それに加えて、母であろうとも努力しています。あまり上手くいっていませんけどね。しかし、持てるものすべてを与えています。いうまでもなく大変なことではありますが。私たちはみな、毎日スケートの靴紐を結びリンクに出て、今日得ることができる結果に到達できるよう努力しなければなりません。そこで、女子やその他の教え子が疲れていないか、気分が乗っていないんじゃないか、精神的、体力的に落ち込んでいるのではないか、そんなことを正確に理解しなければなりません。今日という日から最大限を絞りとるよう頑張るということです。

(あなたの仕事は、自分の幸福を犠牲にするものですか?)
(トゥトベリゼ)いえ、この仕事は趣味とも合っていますよ。私はフィギュアスケートを愛していますし、この仕事を愛しています。なにか違うものとしての自分を想像できません。4歳のとき、私の言うことを聞き入れて、フィギュアスケートに連れていき、私をある程度のレベルまで引き上げるために人生の一部を捧げてくれた母に感謝しています。そんな感じでこうなりました。

(ユーリャ、目標のためにたいへん努力されていますが、同時に多くのことを諦めていると思います。すべてを投げ捨てて違った人生を始めたいと思うことはありませんか?)
いつもそんなことを考えている。実際、大変なことだから。いつも自分にうち勝ち続けなければいけない。特に、昨シーズンはそんな感じだった。
(トゥトベリゼ)昨シーズンは私たちにとって簡単ではないシーズンとなりました。ユーリャがスケートを捨てていた時期です。2人でずっと話をして、また最初からやり始めたと思ったら、またやめてしまったり。怪我も多かった。治らないうちにまた怪我をしたりしてました。怪我というのもなんかよくあるようなものばかりで。靴の問題だとか、単に陸上で足がつったとか、スピンで転倒してしまったり、顎をフェンスにぶつけてしまったりとか。今まだ傷は残っています。あまりにも多くのことがありました。わかったのは、どんな人間でも絶望に落ちうるということです。

(そういった問題も過ぎ去ったことでしょう。今や金メダルがあるんです。ユーリャ、フィギュアスケートを辞めるのはもうできないとわかりましたか?)
もちろんわかった。インターネットを見ると、どれだけの人が私を応援してくれているのかがわかって、すごく感動する。

これからワールドになる。その後、今まで先送りにしてきたいろんなことをやらないと。この先の予定がもっときつくなるんじゃないか、怖い。だって毎日の練習はもう慣れたことだし。負担が限界を超えていたしても。でも、新しい人や新しい物、すべてが新しくなる。それは緊張するし、もっと疲れる。

(今度のワールドは、きつかったオリンピックの後で難しいものとなるでしょう。今、どんな目標を立てていますか?)
もちろん、オリンピック個人戦の5位という順位から挽回したい。一度したミスを繰り返さないよう頑張る。
(トゥトベリゼ)ワールドは日本で開催されることをよく理解しています。オリンピックでうまくいかなかった浅田真央には、たぶん多くのことが許されるのではないかと思います。ホーム以上に許してくれるところなんてどこがあるんでしょうか?ユーリャが言ったことは正しいと思います。私たちにとって最も重要なのは、プログラムをただ滑り、それがどんな価値があるのか見ることです。

(プログラムに変更を加えましたか?)
(トゥトベリゼ)もしかすると、ワールドではスピンの難易度をあげようと思っています。慣れている私のような人間にとってさえ、ユーリャの新スピンは尋常ではないように見えます。そういったスピンをしても、ライバルと同じような点数しかもらえないのは悔しいですね。ライバルたちに+3が付いたら、私たちには+5を付けるべきでしょう。まあいいです、私たちはプログラムのイメージのため、そして観客のためにやっているのですから。

(ユーリャ、オリンピックのメダルでワールドに自信がつきましたか?)
いえ。

(オリンピックはあなたにとって普通の大会でしたか?)
いえ、普通じゃなかった。そこにどんな関係があるの?リンクに出て、自分に自信があるからすぐにメダルをくださいって宣言すべきなの?過去の功績でメダルが貰えるわけじゃない。

テーマ: フィギュアスケート | ジャンル: スポーツ

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コメント

No title

この訳待っておりました

いろんな所でトゥトべリゼコーチのホームバイアス発言が話題になってますけどこれって誰もが普通にいつも言ってる事だと思うのですが…
フィギュアの大会では当たり前に言われてる事でしょう(笑)
我々も含めて…

言うまでもなくソチはロシア選手上げはありましたし(笑)
別にリプのコーチはロシアの大会が公平なものだとは言ってないですし、こういう事に触れるという事は暗にソチではホーム上げしてもらいましたと明かしてるように感じますが…

悪意はないと思いますよ。
有力選手のいる国での大会では普通ですよ
イタリアだったらコストナー選手に点数出るわとかアメリカならばワグナー、ゴールド選手に点数が出るとかね(笑)

私はロシア語には詳しくないのであれですけど、この発言って悪意のある言葉で発言されたのですか?
そこだけ気になります。
ホーム上げの発言は私達も気を付けないといけませんね
他国の人に同じように思われるのは良いことではありませんから
私は別に悪意をもって話さないので(笑)
普通だとおもいます(笑)

2014/03/20 (Thu) 19:10 | おりーぶ #- | URL | 編集

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