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(追記あり)アンナ・ポゴリラヤ:「木製のメダルというのは悔しいけど、今はこれでいい」

リプニツカヤのインタに引き続き、ポゴリラヤのインタを抄訳しました。今回のインタビュー、内情をいろいろぶちまけてて面白かったです。率直に言うと、ポゴリラヤは、良く言えば素直、悪く言うと何も考えないで発言しているような感じがして、そんなこと言っていいの?的なことを言ってくれるので訳していて楽しいですね。今回もいろいろ言ってくれています。

でも、ポゴリラヤに対するインタビュアーの風当たりがきついですよね。「他の国の代表となることは考えたことはあるか」とか、「ペアに転向するのはどうか」みたいなことをストレートに聞いていて。おそらく、アーニャがそういうことを気にしない人で、何でもしゃべるキャラクターだというのが浸透しているのか、記者との関係が良いんじゃないかなと想像しています。

では、どうぞ。

* * *

アンナ・ポゴリラヤ:「木製のメダルというのは悔しいけど、今はこれでいい」


http://fsrussia.ru/news/1185_anna-pogorilaya-obidno-chto-derevyannaya-medalka-no-poka-eto-horosho/
オリガ・エルモリナ、さいたま

(アーニャ、いつもどおり与えられた状況から最大限を引き出せましたか?)
ええ、頑張った。

(今回もまた、ロシア選手権のときよりも落ち着いてましたか?)
そのとおり。ロシア選手権後ほどの不安はなかった。そのときはとてもがっかりしてたから。今はまったく反対。

(ユーリャ・リプニツカヤのあとにリンク・インするのは大変だったのでは?)
浅田真央のあとに滑るんじゃなくて嬉しかった。彼女の演技のあとは、何も聞こえなくなるくらい観客が拍手をするから。その熱狂のせいで頭がクラクラしてくる。ユーリャのあとはもっと落ち着いてた。

(フリーを滑る前はどんなことを考えていましたか?膝は震えませんでした?)
いえ、震えることなんてなかったし、何の問題もなかった。自分の歓びのためにプログラムを滑りきろうと思ってた。そうすれば、他の人もみんな私と同じように楽しんでくれるって。そんな思いだけだった。そして、そのとおりになった!

(もしシーズン始めに、あなたは世界選手権に出て4位になると言われたら、信じられましたか?)
いえ、信じなかったと思う。何が起こるかなんて誰がわかるっていうの?怪我をしたかもしれない。ワールドの直前にも転んで頭を打って、脳震盪かとも思ったくらいのこともあったし、その後また転んだ。いろんなことがあった。だから、わからないけど、信じなかったと思う。もちろん、木のメダルというのは悔しいけど、今のところはこれでいい。

(このワールドで何が一番楽しかったですか?)
一番嬉しかったのはフリーの演技のあと。「終わった!撃ち尽くした!」って思った。キツかったから。

(フリーで銅のスモールメダルだったって知ってますか?)
しらない。まだ見てない。でもどうでもいい。自分ができることすべてを出し切ったから。

(どんな状況でも最大限を発揮するという資質は普通の生活でも発揮されますか?)
そうだと思う。たぶん、性格がそんな感じなんじゃないかな。練習でも、疲れてたりとか単にやりたくないからといって何かを最後までできないときは、良心が痛みだす。勉強でもそうだし、どこでもほとんどそう。

(難しい状況には気が滅入りますか、それとも逆にモチベーションになりますか?)
状況による。たとえば、今まさに文学や代数、物理、幾何、生物、ロシア語の進級試験があるんだけど、全然そそられないし。

(つまり、教科書を持って日本に来たと?)
「父と子」を持ってきたけど。

(ロシアのフィギュアスケート界には才能ある女の子がとてもたくさんいます。世界選手権はどんな感じだったと訊かれたら、彼女たちにどう答えますか?)
普通の大会だって言う。ロシア選手権とか、ロシア・カップ、グランプリと同じような大会。それに向けて練習しなくちゃいけないって。

(ここで最強のスケーターたちに交じって練習したのは気分は良かったですか?それても緊張しましたか?)
考えたこともなかった。もちろん最後の練習で集まったけどすぐに別れたし。みんな自分は自分で、自分の中に入り込んでたから、他の人のことなんて考えてなかった。自分たちにとってこれがワールドで最後の練習だっていうことが大事だった。

(ジュニアからシニアに移ることで何か追加的な問題がありましたか?)
私はとくに目標も立ててなかったから、楽だった。私の最大の課題は、各大会で自分とコーチにとって良い滑りをすることにあった。

(でも、あなたは4位なんです。そのことはあなたにとってどんな意味がありますか?)
同じような精神で続けなくちゃいけないってこと。今回素晴らしい演技ができたから、つまり次の大会に向けても同じように、あるいはもっと良く準備をしなくちゃいけない。

(来シーズンは難しくなると?)
難しくなる。だって、レーナ・ラジオノワも出てくるから。彼女とも争って、ユーロやワールドの選手に選ばれなくちゃいけない。ワールドは3人出られるんだっけ?

(はい、あなたとユーリャがチケットを3枚もたらしてくれました。ところで、技術点ではあなたがどのライバルより上を行っていたことは嬉しいですか?)
そのことは今知った。今、嬉しくなった。

(ロシアでは女子の代表チームへの争いがとても激しいので、他の国の代表として出ると決める人もいます。そんなことを考えたことありますか?)
そんなアイディアは冗談でしか思ったことない。私はウクライナの代表として出るっていう選択肢もずっとある。両親も親戚もみんなウクライナ人だから。でもそんな可能性は考えてない。競争が少ない国の代表として演技をし始めたとたん、結果は落ち込んでいくでしょう。代表に選ばれないといけないという努力をする必要がなくなってモチベーションが落ちるから、結果も落ち始める。

(ペアで自分を試すというのもありますが)
それだけじゃない。以前は、アイスダンスかペアをやらせたかったみたい。痩せてて、背が高くて足が長いから。でも成長期が少し影響して、今は誰もどこにも呼んでくれない。ジャンプもできるしね。

(女子をコーチするのは難しいとコーチはよく言っています。どう成長するか、体重が増えるかわからないから。あなたはこの先の変化を恐れていますか?)
体重はそんなに増えることはないと思う。身長?パパは174センチでママは165センチ。でも私はママに似ていて、兄はパパに似てる。兄はもうパパより背が高いの。

(つまり、このテーマはもう検討済みだと)
そう。体型は逆。兄はママに似て、私はパパ似。パパはとても痩せてるから。だから、期待してるの。

(シーズン始めのころは、あなたはもっと化粧が濃かったような印象がありますが)
ええ。ショートでは、タンゴのように普通に強めに化粧をすることにした。フリーは、ほら、ルサルカ(若くして死んだ女性の精霊)じゃない。化粧なんかしないでしょ。

(新しいプログラムのアイディアはありますか?)
SAYURIをやってみたかったんだけど、でもまずこれからは歌が入ってる曲も選べるから。それから、振付師とコーチとママで意見が合わなくて。ママはやりたくないって。私は金髪だけど、黒に染めたら似合わないからって。カツラもかぶってみた。あと、アジア人じゃないし。だからこれから探さないと。

追記:2014/3/30 09:22


テーマ: フィギュアスケート | ジャンル: スポーツ

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