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アルトゥル・ガチンスキー:「ピノキオは永遠に棚の奥に消えたと願っている」(3・終)

ガチンスキーのインタビュー、今回で完結です。いろいろと思うところはあって、変化に飛び込みましたが、良い方向に向かっているようで嬉しく思います。

タラソワの談話については、「ロシア自習室」さんで訳されていますので、こちらも併せてご覧いただけると話が広がると思います。

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アルトゥル・ガチンスキー:「ピノキオは永遠に棚の奥に消えたと願っている」


http://winter.sport-express.ru/figureskating/reviews/44139/
エレナ・ヴァイツェホフスカヤ

(続き)

(マクシム・コフトゥンが練習しているリンクで練習することになる、ということは精神的に居心地の悪いことはありませんか?)
誰かを見るためではなく、自分のことをするために来たのだから。まあ、マクシムの滑りは見たけど、結果というのは自分がどう滑るのかにかかっているのであって、ライバルにかかっているわけじゃないから。というわけで、僕の練習にとってマクシムは邪魔じゃないし、今後も邪魔になることはないと思うよ。

(コフトゥンのオリンピックシーズンへの準備については、コーチと一緒に意識的にプログラムの難度に賭けようとしていました。つまり、4回転を5回跳ぶということですが。あなたはどこで自分を出そうと考えていますか?)

スケーティングと感情表現。現時点での僕の課題は、今スケーティングに求められているものについて最大限に「自分の家を建てる」ことに集約される。これについては、プログラムは以前に比べてだいぶ複雑なものになった。休みのないコネクティング・ステップ、つなぎ、ジャンプへの難しい入りが要求されているからね。ひねりのないジャンプは一つもない。スパイラルからだったり、イーグルからだったり、カウンターからだったり、イナバウアーからだったり。まさにこのことが、長年僕の中に居座っていたピノキオにとって一番難しいことだ。以前はプログラムの中でこんな量の複雑なステップを踏むことはなかった。なので、ジャンプの部分では、僕たちは今のところ4回転は1つだけに留めている。

(プログラムには含めなくとも、練習では難しいエレメントを試すのがスケーターは好きだと思います。あなたが試した中で一番難しいのは何ですか?)
クワド・アクセル。ちゃんと降りれなかったけど、回転は足りていた。

(怖くありませんでしたか?)
技術的に問題がなくて、ジャンプのメカニズムを自分で理解しているなら、恐怖はない。バルコニーからジャンプするわけじゃないからね。おおまかに言えば、回転数での違いは僕にとってあまり関係ない。4回転は1回転多いんだと頭を切り替えるのが重要。そこに難しさのすべてがある。

(スタイルの変更は、現時点でどれだけうまくいっているのか、どう思われますか?)
僕の滑りがまったく変わったこと、より自由に、感情を込めて滑るようになったことから始めたい。ピノキオは、永遠に自分の棚の奥に消えてしまったと願う。それから、足を曲げるようにして、滑りがより低く、滑らかに広がるようになった。退屈さは消えた。したがって、プログラムに取り掛かったとときも、滑りの手法が変わったこと自体が、以前のような振付とは違うものを示すようになった。

(夏の休暇は予定されてますか?)
今までのキャリアで一度も休暇に出かけたことはないんだ。海に行ったのは合宿のときだけ。ビーチに行って何も考えない、そんなことは人生で一度も起こったことはないよ。アレクセイ・ニコラエヴィチ(・ミーシン)の下ではそういうことはなかった。

(でも、休みなく練習するのは不可能でしょう)
まあ、きついよね。特に体力面では。でもなんとかやってきたんだ。これでもっと強く慣れると自分を信じこませて。これから2週間の休みがあって、その間に腰をちょっと治さないといけないんだ。これ以上腰について思い出すことはないようにね。

(そして、新たな力を得て新たなシーズンへの準備を続けると)
そうだね。実を言うと、人生で初めて滑ることの歓びがどんなものかわかりはじめたんだ。そんなことをウスペンスキーとザヴォジンから聞いた初めの頃は、心の奥では、滑りから歓びを得るだなんてありうるか?気でも狂ったのか?と思ったものだ。でもその後、信じられないくらいの新しい感覚が突然現れたんだ。エッジやバランス、体幹の傾き、エッジがより深くなるような足の押さえる力を感じるようになった。氷とその反力を感じるようになった。まるで氷とおしゃべりをしているような感覚さえ生まれたんだ。本当に慣れないことだけど、素晴らしいことだよね!

(終)

テーマ: フィギュアスケート | ジャンル: スポーツ

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