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エテリ・トゥトベリゼ「ユーリャは変わっていない」(前)ジャッジに背を向けてたと言ったら、ユーリャは覚えていなかった

リプニツカヤのコーチであるエテリ・トゥトベリゼのインタビューが、ロシアスケート連盟のサイトに掲載されていましたので、紹介します。ちょっと長いので2分割。急いだのでかなり粗いですが。

いろいろと話をしていますが、ユーリャを守ろうという意識がすごく強くでてる感じですね。表彰式まで一緒についていてあげてください…。

あと、コストナーが滑るのを止めたと言ってますが、勘違いかな?

* * *

エテリ・トゥトベリゼ「ユーリャは、変わっていない」


http://fsrussia.ru/intervyu/493-eteri-tutberidze-yulya-takaya-kakaya-est.html
オリガ・エルモリナ


オリンピックで成功をおさめたスケーターはみな、その後肉体的にも精神的にも無気力になるというところに大きな問題がある。ユーリャもこの意味で例外ではない。シーズン中ずっと文字通り擦り切れるまで滑り、オリンピック代表に選ばれるために大会に次ぐ大会。その後、オリンピックではメダルをかけて戦って。しかもホームだったし、負担はとても大きく、ストレスも半端ないものだった。この道を新たに通り抜けることを自分に課すことのできないスケーターもいる。

キャリアをすぐに終えてしまうスケーターがいるのも偶然じゃない。オクサナ・バイユル、タラ・リピンスキー、サラ・ヒューズ…才能ある女子でも、滑り続けることができなかった。

休みをとる人たちもいる。しかも、すべて経験して、どんなことにでも対応できるように思われる経験あるスケーターでもそうだ。浅田真央は、ソチで見せたような結果を求めてオリンピックに出場したわけではないが、少なくとも今シーズンは休んでいる。カロリーナ・コストナーは滑るのを終えた。メリル・デイヴィス/チャーリー・ホワイト組、テッサ・ヴァーチュー/スコット・モイア組というアイスダンス2組もタイム・アウトを取った。

出場を続けているスケーターでも、事実上シーズンを始めてなかったり、耐えてきた負担の結果と見られる怪我の治療をしていたり、最初の大会で最高の状態ではない演技をしている。オリンピック2つの金メダリストであるタチヤナ・ヴォロソジャル/マクシム・トランコフ組も、手術のため計画を見なおさざるを得なくなった。アデリナ・ソトニコワやドミトリー・ソロヴィヨフも、怪我という似た経緯がある。羽生結弦も、見慣れたような状態では今のところない。でも、羽生は対処してくれると確信しているけれど。

例外として挙げられるのは、まあ、ロシアのエレナ・イリイヌィフ/ルスラン・ジガンシン組、ヴィクトリヤ・シニツィナ/ニキータ・カツァラポフ組と、スペインのハヴィエル・フェルナンデスぐらいか。でもダンス組はシーズン間に解散して新しい快楽を捕まえたようだけど。ハヴィはオリンピックで4位となって、自己実現はかなわなかった。続けるモチベーションがあるから、充電したままでいられる。

結局、精神的な負担にはほぼ誰も対処できていない。オリンピックで自分を完全にぶちまけてしまったから。技術的なレベルを上げるとか、機能的なコンディションを元に戻すとか、ジャンプをさせるとか、そういうところに問題があるのではない。問題は、いかに頭を働かせるかというところにある。まず最初に頭が働いて、身体に指示を出す。何をすべきか、どうすべきか、どういった連続性ですべきか。頭が空だと、問題は避けられない。


(その関係で、リプニツカヤの上海での演技をどう評価していますか?)
上海で、ユーリャにとって重要だったのは、大会に出るということ。私たちコーチ・チーム全体がユーリャに与えたのが、まさにこの課題だった。ただ大会に出場して、それ以上のことは考えない。この意味では、アレクサンドル・ゲオルギエヴィチ・ゴルシコフ・スケート連盟理事長も、ヴィターリイ・レオンチエヴィチ・ムトコ・スポーツ大臣とユーリイ・ドミトリエヴィチ・ナゴルヌィフ・スポーツ副大臣も私たちを支持してくれてえいた。ユーリャのシーズンへの準備状況について、ムトコ大臣は私にダイレクトに尋ねてきた。精神的には準備ができていないと正直に答えた。それに対して、出場はすべきである、負けたとしても、滑ることだとムトコ大臣は答えてくれた。そのとおりにしている。

私もユーリャも、上海での演技が最高のものからはほど遠いものになりうるとよく理解していた。もしかすると、オリンピック金メダリストは目をつぶってリンクに入っても判で押したようにプログラムを演じるはずだと思っている人も多いかもしれないけど、私たちは表彰台についても考えていなかった。そんなはずもなくて、できなかった。練習中でも挫折があったから。ジャンプで転倒するとかそういうことではなくて。3日間滑って、その後3日間リンクに入ることもできなくなるといったような挫折。1週間練習をして、1週間いろいろな理由があって練習できないとか。痛みがあったり、精神的な疲れが押し寄せたりして。

グランプリの最初の大会はどうなるのか、あまり想像できなかった。ユーリャはこんな負担に対処できるのか、必要なときに集中して自分に打ち勝つことができるのか。でも、課題は200%遂行してくれた。ショートは集中してすべてをやりきった。フリーはその前から足りないとわかっていた。ユーリャはショートで自分をすべて出しきって、それ以上には彼女はもう残っていなかった。頭に何もなかった。リプニツカヤはまったく空っぽでリンクに入ったの。プログラムを忘れてしまうほどにね。戻ってきて1週間たってから、フリーを終えるときにジャッジに背を向けてたって彼女に言ってみた。ユーリャはそれを覚えてもいなかったの。

そんな感じで、ユーリャがどんな状態だったか想像できるでしょう。表彰式を欠席したことも、耐えてきたストレスの続きだった。


(表彰式を欠席したのは始めてですか?)
いえ、ユーリャがこんな風になったのは3回目。最初は、スケートを始めたばかりの頃、ロシアカップ・ファイナルでショートでトップに立っていたのに結果として3位になって、がっかりして表彰式を欠席してしまった。2年前、グランプリ中国杯でひどい滑りをした後また表彰式のことを忘れてしまっていた。そのときは奇跡的にタクシーで行って間に合ったんだけど。ユーリャは車の中で着替えていた。でも、神は3を好むとも言う。今後こんなことがないように望む。

続く

テーマ: フィギュアスケート | ジャンル: スポーツ

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