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セルゲイ・ヴォロノフ:強い人たちが私を取り巻いてる。裏切れない。

NHK杯で2位に入り、ファイナルへ初出場を決めたセルゲイ・ヴォロノフのインタビューがありましたので、紹介します。

インタビューで言っていましたが、大会前に何かショックなことがあったようですね。完璧な演技ではありませんでしたが、こんな状況でよくやった、という気持ちのようです。村上大介の優勝にも何か感じるところがあったようなコメントもしています。

ヴォロノフはいつも哲学的なコメントを残しますが、今回も文脈がわからない、難解なコメントが多く苦労しました。変なところもありますが、なるべくコメントをそのまま伝えられるようにしました。もしコンテクストがわかる方がいらっしゃったら教えて下さい。

NHK杯FSの記事は↓
GPS日本男子FS(映像):1村上2ヴォロノフ3羽生4無良

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セルゲイ・ヴォロノフ:強い人たちが私を取り巻いてる。裏切れない。


http://fsrussia.ru/intervyu/531-sergej-voronov-menya-okruzhayut-silnye-lyudi-kotorykh-ya-ne-mogu-podvesti.html
タチヤナ・フレイド


(セルゲイ、フリーにはどんな気持ちで臨みましたか?)

私にとって一番重要だったのは、チームを裏切らないこと。みんなが私のことをとても心配してくれていることを知っている。エテリ・トゥトベリゼも、セルゲイ・ドゥダコフも、最近チームに入ってみんなとたくさん練習しているダニール・グレイヘンガウスも。とても協力体制がとれているチームが全身を仕事に捧げているのだから、私がたるみを与えるわけにはいかない。

でも、今日一番大事なのは、自分自身に勝利したということだ。何か超絶したことをしたわけじゃなく、ただ自分にとってなんらかの境界を踏み越えたということ。あの偉大なタチヤナ・アナトリエヴナ(・タラソワ)の父であるアナトリー・タラソフ・コーチと、ホッケー選手のワレリー・ハルラモフについてのいい映画があるんだけど、そこで正しい物事について語られてるんだ。人は、実際にできることよりも小さいことしかできないと思ってしまうと。私たちの誰もがそうで、私も例外ではない。でも今日は、とある状況はあったけれども、自分を圧倒することができた。それについては言いたくない。リンクに入る前にただ全てを忘れるよう自分に指示を出して、エレメントからエレメントと滑るようにした。勝利は勇気ある者を好む。私はリスクを取って、そして自分にとって全てが最高の形で収まった。


(トゥトベリゼ・チームに移ってから、別人のように練習しはじめましたね。なぜでしょうか?)

強い人たちに囲まれてるから。エテリ・ゲオルギエヴナ(・トゥトベリゼ)は強い人間だ。セルゲイ・ワシリエヴィチ・ドゥダコフも。彼はジャンプの練習を見てくれている。ダニール・グレイヘンガウスはジャンプとスケーティング。そんな人たちに囲まれ、彼らの外からの意見を聞いていれば、すぐにうまく行き始める。

もしかすると、アスリートとしての若さが去り、成熟が訪れると、多くのことをちょっと違う風に受け止め始めるというところに理由があるのかもしれない。大会についてもそうだ。この先15年も滑ることはないとわかっている。スケートをするために一定の時間しか与えられていない。それがどれだけかは考えない。その時間ができる限り長く続くよう祈る。今のところスケートから歓びを得ているから。身体が許す限り、続けたいという意欲はある。


(それはつまり、進歩もあるということですね。初めてグランプリ・ファイナルに進出することになりましたが、どういった意味を持つのでしょうか?)
ファイナルへの出場のために戦うこともできるとわかっていた。でも、そんな考えは自分から追い出すようにした。そういった思いが頭のなかに入り込んできて、内側から食べ尽くされるんじゃないかと怖かったから。何も考えないようにしたけれど、難しかった。

私にとってファイナルとは?ファイナルにはまだ出場していない。今はただ練習を続けるだけ。モノトーンで難しい練習を。トゥトベリゼも言っていた。これはお祭りだけど、残りはすべてモノトーンでルーチンの、時には心地がよくない練習だと。しかし、世界で最高のやつらとともに表彰台に立っている、その瞬間のために、生きる価値もあるんだ。自分もその中の一人だっていう意識は、最高にクールだね。

どんな人がスポーツ、特にフィギュアスケートをやっているのか、わからないなあ。たぶん、頭のおかしい奴か、ロマンティックな人か、誰だろう?その質問に答えるのは難しい。でも、私たちはみんなどこかしら普通じゃない人間だ。自分の虚栄心や野心を満たすためにリスクに向かっている。私たちは他人の注目を捕まえていて、その世界の一部であることを幸せに思う。そんな人たちの中にいられて幸せだ。いつもうまくいくわけではないとしても、そんな空気が自分のなかにある。


(ここでの演技から、あなたが本当に満足しているように見えました。)

一仕事だった。精神的にも。このことはあまり広めたくない。でも、そんなに簡単に空から降ってくるものなんてない。


(あなたの彼女も日本に来て、大会を見ていたようですね。フリーの前に会いましたか?)

いや、でもSMSを送ってくれたよ。「頭でいろいろ考えてるんだろうけど、全部捨てなよ。滑らなくちゃ」と。強い人たちに囲まれてるといったとおり、トゥトベリゼや彼女のジアーナ、お母さん、おばあちゃん…。


(だいたい女性ですね。)

それが何か?女性は男性より強いこともある。男性はもちろん強い性だけれど、よく言われるように、女性は首で男性が頭だと。首が向く方に頭も向く。


(インタビューのはじめに戻りましょう。結果を待つときに何を思っていましたか?)
最後の数分がいちばんつらかった。滑りよりも難しかった。インタビューもまるで夢の中のようだった。もう今は自分にはなにもかかっていない、できることすべてをしたとわかっていたから。


(表彰台に立って何を感じましたか?)
1週前にモスクワで表彰台に立ち、今回は大阪だ。言葉では伝えられない感情だよ。村上大介も表彰台に立って、国歌を聞きながら泣いていたのもそうだ。

ハヴィエル・フェルナンデスやミハル・ブレジナ、村上、無良、羽生といったスケーターの中にいることは、なにか特別なことなんだよ。こいつらみんな、世界のフィギュアスケートのエリートなんだから。

今のところ、大きな大会で自分の名誉としてロシアの国歌を聴けていない。でも、偉大な歴史と偉大な人々を持つ偉大な国を代表して演技をしていると知っているし、この偉大な国のほんの一部として、国のために何かできるなら、立派な国民だということになる。感傷で言ってるわけじゃない。


(今後の予定は。)

家に帰るよ。家までの遠い道のりをね。今はちょっと休まなくちゃいけない。日本滞在を楽しもうと思う。僕の最も好きな国の一つ。日本でこんな風に受け入れてくれたことに対して、日本のファンにも感謝したい。これもまた観客に対するある意味責任だよね、これだけの観客が来て、私たちを応援してくれるのだから。気持ちいいことだ。

日本は古くからの文化を持っていて、いつも興味を持っていた。ここではとても快適だ。時差を除けばね。


(大阪でもう何か見ましたか?)
いや、街の中心地をちょっと散歩しただけ。でも明日どこか行くためにちょっと時間を作れれば。

テーマ: フィギュアスケート | ジャンル: スポーツ

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コメント

No title

先日コフトゥン選手の記事を、自分のブログで紹介させていただいた者です。
今回もヴォロノフ選手のインタビュー翻訳、ありがとうございます!
ヴォロノフ選手って、コメントが哲学的で難解なんですね。いつもそうなんですか?

今回試合を見ていて、とてもリラックスしているように見えたのですが
インタビューを読むとそうでもないようですね。
でもここへ来て、さらに進歩し、自信も掴みつつある姿に、非常にわくわくします。
今回、本当に笑顔が多く、周りもよく見えている感じでした。もともと陽気な性格なんですか?それともやはり調子が良かったんでしょうかね?

こちらの記事も拙ブログで紹介させていただいてよろしいでしょうか。お願い致しますm(__)m

2014/12/01 (Mon) 08:24 | 観世 #hT4iJc3M | URL | 編集

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