無料アクセス解析

デニス・テン「僕は「シルクロード」を選んだ」

四大陸選手権で素晴らしい演技を見せて優勝したデニス・テンが、カザフの新聞にインタビューをしていたので、デニスの発言部分を紹介します。四大陸に照準を合わせてたんですね。

* * *

デニス・テン「僕は「シルクロード」を選んだ」


http://www.caravan.kz/article/103442
セルゲイ・ライリャン

具体的な賭け


この四大陸選手権での優勝を目指していた。これまでもう6回も出ているのに、メダルを取ったことがなかった(註:最高順位は2014年の4位)。四大陸選手権のランクは、オリンピックとワールドに次ぐものだ。ストックホルムでのユーロと結果を比べると、ソウルで行われたこの大会の方が上だった。四大陸選手権で7位だった日本の無良崇人の得点が、ストックホルムなら銀メダルを獲れるくらいだった。だから、最強のメンバーの中で優勝できたということだ。

289.46点という得点も、フィギュアスケート史上3位となった(註:この上にいるのは、カナダのパトリック・チャンの295.27点と、日本の羽生結弦の293.25点)。この点数なら、ソチ・オリンピックで優勝できたかもしれない(註:羽生は2014年五輪を280.09点で優勝した)。


(3月23-29日の上海ワールドには出場されますか?)

もちろん。コンディションのピークは2月だったから、また新たに3月のワールドに向けて準備しなくては。この身体の状態を維持するか、何らかの形で改善するかを選ぶ必要がある。もう次のオリンピックに向けた準備を始めているから、オリンピックの時期と合っている四大陸選手権で自分の状態を確かめるのはとても大事だった(註:次回五輪は2018年2月9-25日に平昌で行われる)。2月に自分の限界まで到達することを学ぶのに、あと3年ある。ソチ・オリンピックでは、スケーターみんながコンディションをピークに持ってこれたわけではないということがわかった。3月末のワールドに向けてそうするのに慣れているから。


「簡単じゃないけど、面白い」


(デニス、あなたは実験を恐れたことは決してないようですね。今シーズン、プログラムにも新しい部分が少なくない…。)

シングルでは初めてボーカル入りの音楽を使うのが認められて、僕らはこの新しいルールをショートでうまく実際に使ってみた。僕の滑りのイメージとスタイルは以前とは違っている。2014年のオリンピックでは、メダルという具体的な目標があって、プログラムに向かってよりクリエイティブにアプローチをして創りだすことができなかった。今回は、振付の世界に自分を開くことができ、普通じゃないプロを振り付けることができた。

例えば、ショートはとても叙情的なプロだけど、このプロに辿り着くまでかなり長い時間がかかった。エキシではこういった曲もよく使っていたけれど、今シーズンになってやっと、ちゃんとした男の滑りを見せられるくらいに成熟したと思う。

フリーは本当に先進的な振付。4分40秒にわたりこれだけの様々な音楽の方向性や民族文化を詰め込んで、深い意味を乗せたプロを滑ったスケーターはいないと思う。プログラムは「シルクロード」と言って、これまでフィギュアスケート界で誰も滑ったことのないようなふつうじゃない音楽でつくられている。普通は、フリーにはゆったりとした音楽を選んで、平坦なリズムでエレメンツすべてをやろうとするんだけど、このプロは一定じゃない。早くなったり短くなったりする。簡単じゃないけど、面白い。

数日前、2013年の時の自分の演技を見たんだけど(普段あんまりそんなことはしないんだけど)、この期間に自分が成長したことが認識できて嬉しく思った。毎年毎年進化していきたいと思ってる。

テーマ: フィギュアスケート | ジャンル: スポーツ

エヴゲニヤ・メドヴェデワ「どんな大会でも、戦うのは自分とだけ」 | Home | フィギュアスケート・マスターズへの道(2)プログラムの曲選び

コメント

コメントの投稿


非公開コメント