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プルシェンコだけじゃない、王者の帰還【ロシア記事】(1)浅田真央

Gazeta.ruに掲載された掲題の記事を、3回にわたって紹介します。第1回は浅田真央です。

※ミーシン・コーチの毒舌はデフォルトです。

プルシェンコだけじゃない、王者の帰還【ロシア記事】(1)浅田真央
プルシェンコだけじゃない、王者の帰還【ロシア記事】(2)パトリック・チャン
プルシェンコだけじゃない、王者の帰還【ロシア記事】(3)エヴゲニー・プルシェンコ
プルシェンコだけじゃない、王者の帰還【ロシア記事】(4)順番を待っているのは


プルシェンコだけじゃない。フィギュアスケートへの王者の帰還。
浅田真央、復帰を宣言


http://www.gazeta.ru/sport/2015/05/19/a_6694549.shtml
エカテリーナ・クリニチェワ / Gazeta.ru

来シーズンのフィギュアスケート界は、すでに大々的な復帰の数で記録を更新している。エヴゲニー・プルシェンコの他にも、日本の浅田真央や、カナダのパトリック・チャンといったスーパースターたちがキャリアの再開を決意した。


浅田真央


フィギュアスケートの歴史の中で、最も輝かしい女子シングルスケーターの1人である日本の浅田真央が、アマチュアに復帰する予定であることを確認した。バンクーバー・オリンピックの銀メダリストである彼女は、ホームでの2014ワールド後、フィギュアスケートのアマチュアのキャリアを後にした。埼玉ワールドでは優勝したものの、このオリンピックシーズン全体としては、彼女にとってうまくいかなかった。ソチ・オリンピックのショートでの失敗(そのため真央はトップ10にも入れなかった)のため、オリンピックのメダルは手に入らなかった。フィギュアスケートファンの多くが、2014冬季五輪後1年半を経ても思い出すと息を飲む、浅田のフリーでの輝かしい演技でさえ、何の影響も与えることはできなかった。

2014年春、浅田は休みを取ることにした。フィギュアスケートのスターたちが最近そうしていたように、浅田もアマチュアへの扉を完全に閉めることはしなかった。しかし、必ず戻ってくるとも約束はしなかった。復帰があるかどうかといった話が、昨シーズンずっと行われていた。

今回、浅田は自身のブログで練習を再開したと確認した。3月にも、自身の昔からのコーチである高名な佐藤信夫コーチと協議し、彼の同意を得て、5月に練習にとりかかった。

具体的にいつ真央が競技会に現れるかは、今のところ定かではない。すでに2015/16シーズンではないかとの話が想定されている。しかし浅田自身は、必要な水準に達せないと判断される場合は、考えなおす可能性を留保している。あるいは、競技会に出るのを、オリンピック前シーズンの2016/17シーズンにまで延期する可能性もある。

真央自身によれば、今のところ2018オリンピックについては考えておらず、目の前の課題に集中するとしている。しかし、それは単なる形式的な発言かもしれない。彼女の心の中にオリンピックの夢が依然として生きているわけでなければ、この傑出したスケーターの復帰を説得できたとは想像しがたい。

まさにこの時点で浅田が復帰するというのは、それ自体があまりないケースだ。偉大な王者たちは、競技が自身のいない間に大きな進化をしていないかを見てから復帰の決定を下すことが多い。その場合、休みをとっていたとしても、以前のような競争力があるというわけだ。もちろん、実際に復帰するという場合の話であり、単に自分のビジネスプロジェクトをアピールする手段ではない場合だ。

浅田がこれ以上の広告を必要としてる、なんてことは信じがたい。彼女の名前は、そんなことをしなくてもすでにフィギュアスケートの「商標」となっている。

パラドクスであるのは、昨シーズンの女子シングルは、主にロシアのスケーターのおかげで、技術的に革新的な進歩が見受けられたことだ。トップ選手が跳ぶジャンプは、すでにほぼ男性のものに近い。女子競技のヒロインとなったエリザヴェータ・トゥクタムィシェワは、最大の切り札として、今日女子が跳べる最高難度のジャンプであるトリプルアクセルを跳んできた。

しかしもしかすると、これはまったくパラドクスではないのかもしれない。かつて、まさに浅田自身が、韓国のキムユナとの戦いで切り札として3Aを切ろうとしていたわけである。時には1大会のプログラムに、この難しすぎるジャンプを3回入れたこともある。時にはうまくいくこともあったが、そうでないことの方が多かった。しかし総合的には、この賭けは正当化されなかった。2010バンクーバーオリンピックは、いかなるアクセルも追求してこなかったキムに軍配が上がった。

もしかすると、真央が復帰を決めたのは、現在の女子シングルの進化のベクトルが彼女にとって近いものであり、わかりやすいものであるからではないだろうか。

浅田は「アクセルの追求」に跳び込む力を自分に感じている。彼女自身、明らかに理解しやすい、数字での評価を持つ技術的な難易度に賭けることを、これまで恐れたことはなかった。ロシアの偉大なコーチであるアレクセイ・ミーシンが的確に表現したように、点数で測ることのできない「まつ毛の振り上げ」とは違って。

スケーティングと芸術性の面については、現行世代の女子スケーターの中に真央と並ぶものは、おおまかに言えば、いないだろう。少なくとも、権利剥奪期間を終えてカロリーナ・コストナーが復帰するまでは(前の婚約者のドーピングの罪で罰則を受けている)。もし、それが実現したとすればだが。

続く

テーマ: フィギュアスケート | ジャンル: スポーツ

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