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セラフィマ・サハノヴィチ:自分の仕事をしないと(後)結弦の滑りを見たとき、天使が空から舞い降りてきたんじゃないかと思った

セラフィマ・サハノヴィチのインタビューの後編です。メドヴェデワ、羽生について話しています。

前篇はこちら。
セラフィマ・サハノヴィチ:自分の仕事をしないと(前)コーチやプログラムを変えた理由



セラフィマ・サハノヴィチ:自分の仕事をしないと


http://www.fsrussia.ru/intervyu/1725-serafima-sakhanovich-nado-delat-svoyu-rabotu.html
オリガ・エルモリナ / スケート連盟公式 / 2016/1/19

続き

(昨シーズン、モスクワで練習していた頃、ご友人のエヴゲニヤ・メドヴェデワと真剣な競争をしていましたが、彼女は今やシニアで成功しているのに対し、あなたはジュニアに残りました。後悔とか、こうすべきだったとかいう思いはありませんか?)

自分の以前のレベルにまだ戻れていないのはちょっと悔しいけど、世界の終わりじゃないから。今はジェーニャ(メドヴェデワ)を追いかけてない。ジェーニャはもう有名になって、でも彼女はそんなに変わってない。でもそんなこと全部を追いかけることに意味は感じない。私は自分の仕事をしなくちゃいけなくて、ただそれだけ。プロをクリーンに滑って、ちょっと失ってしまった権威を取り戻していく。時間とともに絶対に戻す。


(いま大切なのは、忍耐力をつけることでしょうか。)


そのとおりだけど、それが難しい。いまクリーンに滑っても、ちょっと厚かましさが足りないというか、アスリートとしてのずる賢さが足りないというか。前より柔らかくなって、誰とでもよくしゃべるようになった。でも、線引きをすることも覚えないといけない。人生でみんなといい関係にあると、リンクではもっと厳しくなる。やっぱり、スポーツだから。


(今シーズン、驚いたアスリートはいますか?)


羽生結弦。彼の滑りは衝撃だった。ポーランドの大会に出てたと覚えてるんだけど、ワレンチン・ニコラエヴィチ・モロトフが来て、羽生が世界記録を更新したって言ったの。全部のエレメンツがプラスというわけじゃなかったのに、本当に300点超えだった。バルセロナのグランプリファイナルでの彼の滑りを見たとき、天使が空から舞い降りてきたんじゃないかと思った。本当に素晴らしい滑り!


(羽生がそこに到達できたのはなぜでしょうか?)


結弦は氷上では、まるで水の中の魚のように感じていると思う。リンクに入って、自分の前に誰も何も見ることはなく、ただ彼と音楽とプログラムだけ。彼にとってライバルというのはいなくて、自分のために滑り、滑りに陶酔してる。だから記録も破れる。彼のことがみんな好きで、みんなに愛されてる。それを彼も感じていて、彼もみんなのことが好きなの。それだけ。結弦が氷上でやっていることは、彼にとって仕事じゃない。歓び。ジャンプももう跳びすぎて10回中10回。エレメンツは自動的にやっているようで、だからなめらかで流れるよう、そして正確でつながりがあるの。それがわかる。それで、ステップも、エレメンツも、プログラム全部が違って見える。彼はまるで音楽に溶けこんでいるかのよう。

でも、すべて結弦が苦労してたどりついたもの。以前はここまでのものはなかった。でも練習して、練習して。練習では、どれだけ投げ出したかで、どれだけ得られるかが決まる。最初はやってみてうまくいななくても、あきらめるなければ、蓄積は続く。遅かれ早かれそれは実を結ぶ。土に撒かれた穀物のように、成長する。


(話をうかがってみると、ペテルブルクでは気持ち的に練習が楽なようですね。)


もちろん。家もあるし、家族や友だちも…。オリンピック予備学校で勉強も続けてるけど、通信でね。家庭教師についてもらってる。必要なときに学校に行って課題を提出する。

気持ち的にはモスクワよりペテルブルクのほうがかなり楽。親も、おばあちゃんも、姉もいとこもいる。生活自体がちがうしね。モスクワのときは、人ごみで潰されてどこかにさらわれるような感覚がずっとあった。心配事も多かった。ペテルブルクでは自由に生きができる。人はここも多いけどね。


(今後のご予定は。)

今シーズン、まだ大会がたくさんある。ジュニア選手権、ロシアカップ・ファイナルとか。シーズンを通じて練習しなくちゃ。ルッツのエッジを治すのも。もうかなり良くなったけど、理想的に跳べるまで持って行かないと。だから、誰のことも見ずに練習して、忍耐力をつけてあきらめないこと。

テーマ: フィギュアスケート | ジャンル: スポーツ

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