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アルトゥル・ガチンスキー:競技会は僕にとって麻薬だったけど、治ったよ(4)羽生は無慈悲に爆発し、チャンは美しく爆発する

アルトゥル・ガチンスキーのインタビューの続きです。あと2回くらいかな…。

フィギュアスケートには、アスリートとしてのアプローチと、アーティストとしてのアプローチがあるとして、両方とも必要だけれども、羽生はアスリート面が、チャンはアーティスト面が強い、という意見なんでしょうね。ガチンスキー自身はチャンの方が好みのようですが…。


【アルトゥル・ガチンスキー:競技会は僕にとって麻薬だったけど、治ったよ】

(1)スケートはもう十分だ
(2)戻りたくなるかもしれないけど、どこからそんな意欲が出てくるかはわからない
(3)今年うまくいかなかったら、いずれにせよやめるつもりだった
(4)羽生は無慈悲に爆発し、チャンは美しく爆発する
(5)恋?それは言い訳だ
(6)銅メダル、銀メダル、そして3Aが跳べた誕生日(終)




アルトゥル・ガチンスキー:競技会は僕にとって麻薬だったけど、治ったよ


http://rsport.ru/interview/20160201/892556653.html
アナトリー・サモフヴァロフ / R-Sport / 2016/2/1

続き


羽生は無慈悲に爆発し、チャンは美しく爆発する



(フィギュアスケーターで、誰に何が足りないと思ったりすることはなりますか?)


そういうこともある。スケーターたちを見ていて、この人はここが足りないとはっきりと分かることも。GPSロシアカップの男子は見た。ミーシカ(ミハイル)・コリャダは素晴らしい!男子シングルで彼は高いレベルにまで届く可能性がある。ただ、頑張って、「歩く」のではなく滑ることができるよう、滑りこみをしなくてはいけない。


(現時点で、彼は「歩いている」と?)

そういうところが少しある。つなぎは多くなくて、普通だ。でも、振付の表現力があある。とても振りがうまくて、情熱的で、そこをもっと伸ばしていかなければ。スケーティングも良いけど、欠点が見に入らないようもっと向上させる必要がある。エッジさばきは常に学び続けられる。面白いステップもできるけれども、同時にセンス良くもできる。この2つは別な概念だ。


(ハヴィエル・フェルナンデスはモスクワグランプリで「マラゲーニャ」を演じていましたね。)

そのプロはとても好きだ。音楽に合っていて、ハヴィにとても合ってるというのが重要。振付を極めて正確に伝えている。ジャンプが良いとさらにセンス良く感じる。


(パトリック・チャンも、「センスが良い」でしょうか。)

とても、特にショパンのフリー。音楽に合っていて表現力があり、ステップシーケンスも尋常じゃない。


(震えるほど素晴らしいと思いますが、羽生という背景の中では、「パトリック、ここは舞台じゃないんだ」と言いたくなります。)

どうして舞台じゃないと言える?スポーツとして戦うこともできれば、美しさで戦うこともできる。僕はもうアスリートじゃないから言えるけど、僕はアスリートとして結弦が好きだ。彼はクリエイターではない。


(違うと?!)

違う、彼はアスリートだ。


(では、彼の氷上でのイメージは。)


結弦のプログラムでイメージを見たことは一度もない。滑りは素晴らしいけど、少なくともあるべき腕や足のストレッチが足りないし、膝も伸びていない。氷上で絵を描いていない。結弦とパトリックの違い?パトリックのプログラムは、いつも細かいところまでぴかぴかに磨き上げられてる。空いたところがあるのは、本当にたまにだけ。彼のプログラムは、キャンバスだ。結弦はファイターで、ただリンクに入ってきて爆発する。とても無慈悲に。パトリックは美しく爆発する。


(前のコーチであったアレクセイ・ミーシンは、フェルナンデスは、プログラムの経緯が振付師にとって重要であった、ロシアの振付の伝統を汲んでいると話していました。羽生はもっと実際的なアプローチだと。)

ハヴィのプロは記憶に残る。コーリャ(ニコライ)・モロゾフが彼に振り付けた「パイレーツ・オブ・カリビアン」を挙げると、そこで、酔っ払いだったり、好色なギャングだったり、スタイルがあった。今のフリーもとてもおもしろい絵がある。


(競技会はすっかり嫌になったようですが、練習については、以前は楽しんでられましたか?)


つい最近、8月くらいまでは楽しんでたよ。根を詰めて練習して、80-90%でなんでもやっていたとき、4回転2回、トリプルアクセル2回をフリーで跳んでいた頃はね。


(タチヤナ・タラソワの下へ来て、自身のスケーティングのほぼすべてを変えたいとおっしゃられたんですよね。)


そう。


(あなたは成熟した、タイトルもお持ちの方です。つまり、キャリア上、何かするべきことではないことをやってきたという話にならないでしょうか。)

するべきことをしてきたけど、フィギュアスケートは前に進んでる。現代のスケーターを見て、彼らのステップを見てわかったんだ。僕らとはかなり違うレベルにあると。ロシア人全員と。彼らは滑ってるのに、僕らは歩いてる。彼らは進むのに力を使ってないけれど、僕らは使ってる。僕らが別な時間に引っかかっている間に、彼らは走り去ってしまった。だから、彼らの上を行くには、コンビネーションも入った多回転ジャンプを跳ぶだけじゃなく、スケーティングを見せる必要もある。チャンが機関銃のように滑っているように見えるけど、実際はその瞬間に4回クロスを入れている。4回転ジャンプに入る時も簡単な入りは一つもない。スリーから小さくジャンプ、カウンターかロッカー。ここが僕らと彼らの違いだ。


(しかし、技術コーチのマクシム・ザヴォジンとともに、今のことはご理解されていたんですよね。)

彼とも、サーシャ・ウズペンスキーとも。マクシムは長い間僕の滑りを鍛えてくれて、その後はウスペンスキーともっと密に練習してきた。プログラムを1つの側面から攻撃するのではなく、全力で攻撃する必要がある。4回転を20回跳ぼうとも、それはただ技術面で良い滑りというだけだ。

続く


テーマ: フィギュアスケート | ジャンル: スポーツ

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コメント

No title

正確だけど機械的、最近までそう思っていました
でも彼はまだ進化しています
最後のEXを見て確信しました

2016/04/07 (Thu) 00:44 | くるくる #mn6gys/M | URL | 編集
No title

ガッちゃんよく言ってくれたと思います

2016/02/07 (Sun) 14:24 | 玉 #- | URL | 編集

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