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ドミトリー・アリエフ:今は羽生を追いかけなくてはいけない(2)ダニエルとは出会って3時間で仲良くなった

アリエフのインタビューの2回めです。全4回の予定。

ドミトリー・アリエフ:今は羽生を追いかけなくてはいけない(1)結弦が滑っているレベルにまで成長できる
ドミトリー・アリエフ:今は羽生を追いかけなくてはいけない(2)ダニエルとは出会って3時間で仲良くなった
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ドミトリー・アリエフ:子供の頃はノールトゥグを追いかけていたけど、今は羽生を追いかけなくてはいけない


http://rsport.ru/interview/20160224/897981844.html
アナトリー・サモフヴァロフ / R-Sport / 2016/2/24

続き

「僕は慎重で、集中している」



(もうこれ以上ないくらいのひどい失敗は何ですか?)

最初のジャンプではどんなミスでもそう。もしミスしてしまうと、その後は思いがその最初のエレメンツに留まってしまう。ミスしたエレメンツに悩まされるし、集中うすべきか、リラックスすべきか、どっちの方が良いのかも判断できない。休むこともできないし…。だから、コーチも、自分自身でも、忘れろ、後ろを見ずに前だけを見ろ、それも遠く先ではなく、今ここにあるものを、と自分に言い聞かせる。


(しかも、ミスの後は、やり残すことがないようエレメンツの計算もできなくてはいけません。)

それは経験による。最初のジャンプがクリーンにできて、2つ目をミスしたら、急いで計画を練って、どこに抜けたエレメントをくっつけるのか想像して、さらに滑り続ける。


(あなたはイスラエルの素晴らしいスケーターであるダニエル・サモヒンと仲良くされていますね。彼はどの大会でも「楽しむために来た」と言っていますが、そういった考え方は理解できますか?)

ダニエル…ダーニカの方が慣れてるけどね。彼が友人でいてくれて嬉しい。とてもオープンで、みんなに対して優しい人だ。氷上でさえも笑顔だし。転んだときでも、ああ、うまくいかなかったけど、しょうがないと。選手はそれぞれフィギュアスケートへの向き合い方が違う。それは、練習や、調整をしてくれるコーチにかかっているもの。彼の「楽しむ」心持ちが滑りを助けてるのかもしれない。僕にはそういうのがなくて、子供の頃から大会に向けた気持ちというのは、責任感だった。彼にも責任感はあるけれど、理解が違っている。彼はどんなファンとの交流も楽しんでいるし、それも自分のエネルギーにしている。僕は大会前に気持ちを右左に向けることができないけど、それはアスリートとして育てられ方が違うだけ。僕は自分の中に逃げ込んでいるというわけじゃなく、慎重で集中してるだけ。正確には、そうであるよう努力してる。よりコントロールができるように。でも、そんな集中が悪い方向に働くこともある。だれとも喋らないと、自分の中に逃げ込むことになって、それは邪魔だ。コーチのところに行って、「エヴゲニー・ウラジーミロヴィチ(・ルカヴィツィン)、ちょっと一緒にいてください」と言うこともときどきある。コーチは僕の余分なストレスを感じてくれて、必要な手法をとってくれる。1人でいて気持ちを集中させることもある。身体がどう感じているか次第で。

でも、エヴゲニー・ウラジーミロヴィチ(ルカヴィツィン)と(コーチ兼振付師である)オリガ・ゲルマノヴナ(・グリンカ)が笑顔であるときが好きだ。コーチが怒っていないと、僕はすぐに気分が良くなる。でも、ときどき…まあいいか。ダーニカとは、1年前のリュブリャナでのジュニアグランプリ大会で知り合って、その3時間後にはもうとても仲良くなってた。練習、バス、ホテル、それだけで親しくなるのには十分だった。大会で僕は3位で、彼はもうちょっと下だったけど、次にあった時もまた3位と5位くらいの成績で、それからまたリガかどこかで会ったときに、お互いに約束したんだ。来年はグランプリ・ファイナルに出ようって。絶対に2人でと。性格が似てるんだ、最後までやり切るっていう。バルセロナでは、それができた喜びで笑い合えたよ。


ルカヴィツィンが怒る理由はなんですか?)

絶対に予想できない。誰かの演技が良くなかったとか、僕自身が何か悪いことをしたとか。


(エレメンツが最高の出来ではないときに、リンクでコーチから遠いところに逃げることはよくありますか?)

(笑)でも、あるよ。以前、ウフタからサンクト・ペテルブルクに出てきたばかりのころは絶対にあった。100%。課題はルッツを3回跳ぶこと。なんかおかしいと感じていたけど、いいや、クロスでコーチとは反対側のフェンスに向かって、1つ目を跳んで、2つ目も跳んで、いいやと。それで、コーチに近づいていって、「エヴゲニー・ウラジーミロヴィチ(・ルカヴィツィン)、3回跳びましたよ!」って。でもそんな悪いところはその後で響いてくる。コーチは結局ちゃんと数えていて、それに代わる素晴らしい課題をたくさん出すんだよ…。でも今は、僕は変わった。うまく行かなければ、すぐにコーチのところに行って、コーチの前でジャンプに入る。コーチは助けてくれるから。

続く

テーマ: フィギュアスケート | ジャンル: スポーツ

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